新しい薬が世に出る直前、人に対する有効性や安全性の最終確認を行うための試験が「治験」である。医薬品を使用して採血や採尿を受けるだけのものから、数か月にわたって医師が経過を観察するものまでさまざま。方法や拘束期間によっても異なるが、一度の参加で数万円?数十万円という高額な謝礼が支給される。基本的に拘束時間が長いもの、長期間に渡るものなど参加者に負担がかかるものほど報酬は大きい。
厳格なルール元実施されているが危険性も理解しておこう
（Image:Shutterstock.com）
実施に関しては、国が厳格なルールを定めており、参加者の人権や安全が最大限守られることになっているが、参加する場合には募集サイトの説明を読んで危険性も理解しておこう。サイトによって募集ジャンルは異なり、生活習慣病やアレルギーなど、特定の病気をすでに持っている人が対象の医薬品メーカーの治験も多数ある。また、食品メーカーの健康食品の試食、化粧品メーカーの化粧品の試用といった比較的気軽にできるものもある。
募集内容の例
地域：神奈川県
報酬：約2.8万円
内容：膝の痛みを感じている方が対象。グルコサミンサプリを摂取していただきながら、通院時に軽い運動機能をチェックします。
参加条件
性別：問わず
年齢範囲: 40～74歳
BMI値：18～28
スケジュール
健康診断：1月1日～12月10日のいずれか半日。
日程：4ヶ月間で4回通院していただきます。
VOBボランティアバンク
日本最大の登録者57万人、治験数5000件の情報サイトで検索してみては
