楽天証券で取り扱っている「つみたてNISA」の口座が、100万口座に到達したことが3月4日、発表された。この数字はなんと、前年同月比のおよそ2倍にあたりわずか11ヶ月で50万口座も増えたのだという。加えて金融庁の発表するデータにおいても、社会全体で見ても2020年はつみたてNISAが急増しているようだ。
今回は、現在つみたてNISAが注目されている理由や、これからはじめる人が心がけるべきポイントについてご紹介していきたい。
楽天証券でつみたてNISAが大人気!
まずつみたてNISAとは、国が認めた非課税の投資枠の一種のこと。本来であれば株式を売ったり配当を受け取ったりして得た利益は、そのうちの20%に税金がかかるのだが、NISA枠では税金が免除されるのだ。同じような枠には「(一般)NISA」や未成年が利用できる「ジュニアNISA」が存在する。
金融庁が2月26日に発表した「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」によれば、2020年12月末時点での一般NISAは約1,221万口座、つみたてNISAはおよそ302万口座だったという。これは前年同月調査の1,174万口座・189万口座という数字と比べると、一般NISAは微増ながら、つみたてNISAに限って見れば1.5倍以上という見事な上昇を遂げている。
今回つみたてNISAの口座が大台を突破した楽天証券のプレスリリースによれば、楽天証券のつみたてNISA口座の業界シェアは、日本全体のつみたてNISA口座のおよそ29.0%にあたる。加えて主要ネット証券5社の中でも「新規口座開設数は2018年から3年連続で業界最多」となっているといい、まさに業界でも随一の存在感を放っている企業といっていいだろう。
そんな楽天証券の稀有な伸び率は、やはり“楽天経済圏”の一員としてポイントやグループの各種サービスといった、自身のもつ強みを存分に発揮しているからだろう。楽天証券でも、グループ内で貯めた楽天ポイントを使っての投資デビューが可能な制度が用意されている。「NISA等の投資に興味はあるけど、現金を使うのはまだ気が引ける…」といった未経験者が比較的容易にはじめられることも特徴だろう。さらに「ポイントで投資信託を購入すると楽天市場での買い物が+1倍に」なる優遇措置や、「楽天カード決済で投信積立を設定すると100円につき1ポイントが貯まる」というポイント還元も存在する。加えてそのポイントも積立に使うことができる。まさに相乗効果でポイントを活用できるシステムだ。
今回ご紹介したのは楽天経済圏の楽天証券だったが、それ以外にも「PayPay証券」「auカブコム証券」といった経済圏の名前を冠する会社をはじめ、各社の経済圏の証券会社が揃っている。周囲の流れに乗って投資等の資産形成をはじめるのならば、自らの属する経済圏の会社を選ぶことでお得な制度の恩恵に預かることができそうだ。
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