お金のことは友人にさえ聞きにくいけれど、リアルだからこそ誰もが興味を持つ話題だ。とくにお小遣い制の既婚者は、周りがどれだけもらっているのか気になるところだろう。そんなセンシティブな話題について、株式会社UOCCが実施したお小遣いの平均金額についてのアンケート調査が明らかになった。既婚者は、将来や家計のことを考えると独身の頃とは違い、給料を好きに使うわけにはいかないが、金額を決める際の参考にしてほしい。
財布のひもはどちらが握る?
結婚したら決めることの一つに「家計の管理」がある。面倒だが、どちらが管理するかで家庭内での立ち位置が変わるかもしれない重要事項と言えるだろう。妻が管理するのか、夫が管理し生活費として一定額を妻に渡すのか、はたまた共働きの場合はどうするのか、いろいろなパターンが想像できる。家計を妻が管理した場合、月に決まった額を渡すお小遣い制にするか、それとも必要な時に必要な額を渡す申告制とするのかなど、こちらもさまざま。年収や地域による差はあるものの、どのくらいの人がお小遣い制で、平均金額はいくらだったのか、紹介しよう。
今回の調査対象者の属性は、平均世帯年収は642万円。また、対象500人のうち44.4%が専業主婦の家庭だった。そこから得た調査結果では、夫がお小遣い制の場合は45.2%、妻がお小遣い制となっていたのは29.0%だった。夫の割合と専業主婦の割合が近いことから、「専業主婦家庭の夫イコールお小遣い制」なのかもしれない。また、夫にばかり注目しがちだが、妻にも約30%お小遣い制がいることがわかった。
お小遣い制の場合、金額の決め方については「話し合いによって決めた」が74.9%、夫の判断が12.4%、妻の判断が12.7%となった。話し合ったから満足度が高いわけではないが、両者の同意の上で決定している人が多いというだ。
さて、その金額だが、夫の平均は30,053円、妻の平均は19,697円だった。夫のほうが多いが、ほとんどが仕事で外出した際のランチ代に消えることを考えると、自由に使えているわけではなさそうだ。では、双方の理想の金額はいくらかというと、夫の平均は38,176円で、妻の平均は30,268円となり、月に1万円ほど多くなれば、少しは楽になると感じていることが垣間見える。また、足りなくなったときの対処法に41.4%が「副業をする」と答えた。副業を認める企業は増えてきていることが数字に表れたようだ。最後に年収別、家族構成別を見てみよう。
【年収別】
<夫のお小遣い平均金額>
世帯年収300万以下 :22,917円
世帯年収301〜500万:25,375円
世帯年収501〜700万:30,026円
世帯年収701〜900万:37,000円
世帯年収901万以上 :39,808円
<妻のお小遣い平均金額>
世帯年収300万以下 :14,231円
世帯年収301〜500万:16,044円
世帯年収501〜700万:20,059円
世帯年収701〜900万:22,333円
世帯年収901万以上 :28,750円
【家族構成別】
<夫のお小遣い平均金額>
共働き子供あり :31,552円
共働き子供なし :29,857円
専業主婦子供あり:28,706円
専業主婦子供なし:29,579円
<妻のお小遣い平均金額>
共働き子供あり :20,844円
共働き子供なし :22,500円
専業主婦子供あり:17,250円
専業主婦子供なし:20,389円
※株式会社UOCC調べ
いかがだっただろう。このご時世、お小遣いがあるだけでもありがたいという人も、思ったより多かったという人もいるかと思うが、アフターコロナでは飲み会が復活することを考えると、少しでもいいからアップするよう期待したいものだ。
出典元:旦那のお小遣いの平均金額相場は?夫と妻でどのくらい違う?【株式会社UOCC】