実は、クレカで国民年金を支払うと1万8,000円以上もお得になる

国民年金をまとめて払えば割引されるのはご存じだろう。しかも、現在ではクレカ払いも利用できるのだ。クレカ払いにするとポイント還元もあってさらに得するのだ。今回は国民年金のお得なクレカ払いについて解説しよう。

銀行に貯金するくらいなら前納したほうがお得!

 自営業やフリーの人は「国民年金」に加入していると思うが、まとめて前納すると年金料が割引になるのはご存じだろう。
 国民年金の支払い方法は「口座振替」「現金」「コンビニ」「クレカ」などが利用できるが、そのなかでもいちばん割引率が高いのが口座振替だ。この場合、平成30年度の国民年金料は1万6,340円×12カ月=19万6,080円、平成31年度は1万6,410円×12カ月=19万6,920円(2年分で39万3,000円)だが、6カ月前納すれば1,110円、1年前納では4,110円、2年前納すれば1万5,650円も割引きされるのである。
 もちろん、2年前納は一括で37万7,350円も払うことになるので、貯金に余裕がないと難しいだろが、この割引きは金利換算で2年で約3.98%(年利約1.99%)もある。大手銀行の普通預金金利0.001%に比べれば圧倒的にお得なので、とくに理由もなく銀行に預金しているくらいなら年金を前納したほうが得をするのである。

還元率1%のクレカなら1万8,000円以上お得に!

(Image:nenkin.go.jp)

 国民年金の前納は現金払いやクレカを利用することもできるが、現金とクレカでの2年前納時の割引額は口座振替より1,230円ほど安い1万4,420円となる。
 だが、クレカで払うとポイント還元が受けられることを忘れてはいけない。還元率が0.5%なら約1,893ptもらえるため、結果的に口座振替よりお得になる。もし、還元率が1%のクレカなら約3,786ptももらえるので、口座振替より2,550円得する計算になるのだ。
 カード払いならカードの利用実績が増えてポイントももらえるメリットがあるが、1回払いしかできずカード利用枠が30万円以下では支払えないこともある。また、クレカによっては国民年金の支払いにポイントが付かないこともあるので、支払いに使用するクレカには十分注意しよう。

 

【口座振替とクレカ払いの差額】
1万5,650円-1万4,420円=クレカのほうが1,230円の損!

 

■0.5%ポイント還元のクレカの場合
1,893pt-1,230円=口座振替より663円の得!

 

■1%ポイント還元のクレカの場合
3,786pt-1,230円=口座振替より2,556円の得!

 

■1%ポイント還元のクレカで支払った場合
→1万4,420円+3,786pt=実質1万8、206円もお得に!

●日本年金機構「2年前納制度」は→こちら

文=

関連記事

TOPICS
マネー最新記事

RANKINGランキング

6:00更新