「楽天カード2枚持ち」のメリットとデメリットを解説!

楽天経済圏にどっぷり浸かっている人なら、その中核となる楽天カードは必ず持っているだろう。そんな楽天カードでは、2021年6月から1人で2枚の楽天カードを持つことが可能になっている。だが、同じクレカを2枚持つことに、いったいどんな意味があるのだろうか? そこで今回は、楽天カード2枚持ちのメリットとデメリットについて解説しよう。 

(Image:rakuten-card.co.jp)

同じ国際ブランドでも楽天カードは1人で2枚持てる!

2021年6月から、楽天カードは1人で2枚持つことが可能になったのはご存じだろう。しかし「同じ楽天カードを2枚持つことに何の意味があるの?」と疑問に思った人も多いのでは? 実は「楽天カードの2枚持ち」には、意外なメリットが隠されている。

現在、楽天カードではVisa/Mastercard/JCB/American Expressの4種類の国際ブランドが選択できるが、以前から異なる国際ブランドであれば1人で2枚持つこも可能だった。たとえば、Visaの楽天カードを持っている人は、Visa以外の国際ブランドのクレカを申し込めたのだ。

これは、国際ブランドによって使えるお店が限定されていたり、お店ごとに特典やサービスが異なる場合があるため、A店ではMastercard、B店ではJCBという具合に楽天カードを使い分けたいニーズに応えたものである。

しかし、今回は同じ国際ブランドであっも、1人で2枚の楽天カードを持てるようになっており、これが従来とは大きく異なる部分である。

(Image:rakuten-card.co.jp)

楽天カードではVisa/Mastercard/JCB/American Expressの4種類の国際ブランドが選べるが、2021年6月からは同じ国際ブランドでも1人で2枚の楽天カードが発行可能になった

楽天カードを2枚持つことのメリットはたくさんある!

それでは、異なる国際ブランドを持つこと以外に、楽天カードの2枚持ちにはどんなメリットがあるのだろうか? 

まず挙げられるのが、支払いの「使い分け」であろう。たとえば、個人用と仕事用、自分用と家族用など、目的によって利用する楽天カードを使い分けたい人は意外と多いのだ。

次に、楽天カードにはミッキーマウス、お買い物パンダ、FCバルセロナ、ヴィッセル神戸、楽天イーグルス、YOSHIKIといったデザインが異なるクレカも用意されている。

ファンなら是非とも欲しいところだが、すでに所持している楽天カードを異なるデザインカードに変更するには、一旦、現在のクレカを止めてからでないとダメだ。そんなニーズにも、楽天カードの2枚目サービスが役に立つだろう。

最後に、1枚目の楽天カードを持っていれば、2枚目の審査が通りやすいことが挙げられる。楽天会員なら身分証明書の提示も不要で、楽天e-NAVIから申し込むだけで、簡単に2枚目の発行手続きができるのである。

なお、2枚目の発行時は同じ引き落とし口座になっているが、あとから2枚目は別の口座に変更することも可能となっている。

(Image:rakuten-card.co.jp)

楽天カードは、ミッキーマウス、お買い物パンダ、楽天イーグルス、YOSHIKIといったデザインが異なるカードも用意されている。ファンならどうしても欲しくなるだろう

(Image:rakuten-card.co.jp)

1枚目の楽天カードを持っていれば、楽天e-NAVIの「お申込み(カードサービス)」から簡単に申し込める。ただし、楽天Edy機能の付帯には330円の手数料がかかるので注意しよう

楽天カードの2枚持ちでポイント獲得チャンスが広がる!

2021年6月時点で2,300万枚以上が発行されている楽天カードは、楽天ポイントを主軸にしたいわゆる“楽天経済圏”の中核となる存在だ。その楽天カードの2枚目サービスの発行枚数は、3カ月後には50万枚を超えているという。

これは、楽天カードの2枚目を申し込むと2,000ptがもらえるというキャンペーン(2021年11月1日で終了)の効果が大きかったと思うが、やはり、楽天経済圏にオールインしている人が、より多くの楽天ポイントをゲットするために、楽天カードを2枚持ちしたほうが有利になると判断したからではないだろか?

たとえば、米国発の倉庫型スーパー「コストコ(COSTCO)」ではMastercardしか使えないので、コストコ用にMastercardブランドの楽天カードを2枚目として発行すれば、ポイント獲得チャンスを逃さずに済むのである。

(Image:rakuten-card.co.jp)

2021年11月1日までに2枚目を申し込んで、実際に利用すると、通常は1,000ptプレゼントされるところ、2,000ptももらうことができた

「コストコ(COSTCO)」ではMastercardブランドのクレカしか使えないので、他ブランドの楽天カード所有者は、コストコ用にMastercardを2枚目として発行すれば、ポイントと取り逃さずに済む

楽天カードの2枚持ちにデメリットはないの?

いいことずくめの楽天カード2枚持ちだが、いくつか注意したいことがある。それは、現在持っている楽天カードによっては、2枚目を申し込めない場合があることだ。

まず、「楽天銀行カード」「楽天ANAマイレージクラブカード」「楽天カードアカデミー」を持っていると2枚目は申し込めない。また「楽天PINKカード」を持っている人は、同じ楽天PINKカードを2枚目として申し込むことができないのだ。

次に、年会費が有料の「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」「楽天ブラックカード」を所持している人は、年会費無料の楽天カードは申し込めるが、有料カードをもう1枚申し込むことはできない。

ちなみに、楽天カードを2枚所持しても最大利用限度額は変わらない。たとえば、1枚目の利用限度額が50万円で2枚目が100万円の場合に、2枚を合算して150万円になることはなく、2枚目の100万円が優先されることになっている。

(Image:rakuten-card.co.jp)

年会費が有料の楽天カードを持っている人が、無料の楽天カードを作ることは可能だが、もう1枚、有料の楽天カードを作ることはできない

(Image:rakuten-card.co.jp)

1枚目の利用限度額が50万円で、2枚目が100万円の場合は、合算されて150万円にはならず、2枚目の100万円が利用限度額の上限になる

いかがだろうか? もし、楽天経済圏にハマっている人なら、その中核となる楽天カードを2枚持つことで、楽天ポイントをもらえるチャンスを逃すことがなくなる。しかも、2枚目の申し込みはネットから簡単できるし、審査が早いので素早く入手可能だ。

もちろん、2枚の楽天カードのどちらで決済しても、同じ楽天ポイント口座に貯まるようになっているので、あとでポイントを移行したりする手間もない。楽天経済圏に浸かっている人は、今すぐ2枚目の楽天カードを申し込もう!

●楽天カード「2枚目のカード」(公式)は→こちら

文=藤原博文/編集・ライター

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