株式会社SheepDogが運営する、ITツール比較サイト・STRATE(ストラテ)は2021年10月29日、20歳~39歳の会社員(正社員)の男女300名に対して「経費精算に関するアンケート」を行った。すると、経費精算の際に魔が差したことがある人が一定数いることが明らかとなった。
果たしてどれほどの割合のサラリーマンが、経費をちょろまかした経験を持っているのだろうか…。
経費精算の際に誤魔化したことがある人は15.33%も!
あなたの会社では現在、経費精算はどういう方法が取られているだろうか。古くは、所定の経費精算用紙に記入したものに領収書やレシートを添付し、経理部へ提出する方法が取られていた。近年ではシステム化が進んだことにより、パソコンの画面上で経費精算が済ますことができるようになっている。さらに、ここのところの新型コロナ感染拡大で非接触ニーズが増えたことや、リモートワークの推進によってさらに簡便に経費精算を済ますことができるアプリ等も開発されているようだ。
そんななか行われた「経費精算に関するアンケート」で、衝撃の事実が明らかとなった。「経費精算の際に私的な目的で使ったお金を経費申請(経費の誤魔化し)をしたことはありますか?」という質問に対して、「ない」と答えた人は84.67%だった。「うんうん、そうだよな」と思った人は、もちろんそれが正解だ。しかし一方で、「ある」と答えたことがある人は15.33%もいたのだ。さらに、経費精算の際に私的利用のお金を経費申請したことがある人のうち20代男性だけに絞ってみてみると、なんと20%もの人がごまかしたことが「ある」という結果に。経営者がこの調査結果を見たら、卒倒してしまいそうな結果だ。ちなみに20代の女性では、13.33%が「ある」と回答している。
そして、未婚者と既婚者でも結果に大きな差が出た。経費精算の際に私的利用のお金を経費申請したことが「ある」と回答した未婚者は8.65%であるのに対し、既婚者ではなんと26.09%と、既婚者が未婚者の3倍ほど多い結果となった。確かに、結婚すると持ち家が必要になったり引越し費用がかかったりと、たびたびまとまったお金が出ていってしまう懐事情は理解できるが、経費精算の際にコツコツと小金を稼いで何とかなるものでもない気もするのだが……。
昔は必ず対面でやってきた社内経費精算。経理部には名物的とも言える怖いおじさんや物言いのキツいおばさんがいて、その怖さが抑止力となってきた部分は少なからずあっただろう。しかし、経理部の人と顔を合わさずともパパっと経費精算が済ませてしまうのは、時代的に抑止力がなくなってしまっているのかも!?
経費を誤魔化すこと自体良くないことなのは当然だが、誤魔化しに慣れてしまいエスカレートしすぎてバレる前に控えるのが良さそうだ。
出典元:質問:経費精算の際に私的な目的で使ったお金を経費申請(経費の誤魔化し)をしたことはありますか?【STRATE[ストラテ]】