将来のためにコツコツ「積立貯金」をしている人は多いと思うが、銀行の普通預金金利は現在0.001%しかないのでお金は全然増えない。そんなときはクレジットカードによる積立にチャレンジしてみてはいかがだろうか? 三井住友カードがあれば、SBI証券で毎月「クレカ積立」ができる。クレカ払いで0.5%~2%のVポイントが付与されるので、運用益が仮にゼロであっても損することはないのだ。そこで今回は、筆者が実際にクレカ積立にチャレンジしてみたぞ。その結果やいかに!?
三井住友カード×SBI証券の「クレカ積立」のメリットは?
現在、大手銀行の普通預金金利は0.001%しかなく、100万円を預けても1年後にもらえる利息はたったの10円(税引き後は約8円)しかない。これでは銀行で積立貯金をしてもお金は全然増えないだろう。
そこで、おすすめしたいのが投資のなかでは比較的リスクが低いと言われる「積立投信」である。しかも、三井住友カード(クレカ)なら、SBI証券においてクレカ払いによる積立投信が可能となる。
「クレカ積立で何かいいことがあるの?」と思った人も多いと思うが、三井住友カードで積立投資を行うと、金額に応じて0.5~2%のVポイントが貯まるようになっている。
つまり、クレカで0.5%~2%のVポイントをもらえるので、積立投資で運用益がそれ以上マイナスにならない限り、損することがないのである。
もちろん、貯めたVポイントは、Vポイントアプリで1pt=1円として買い物に利用できるほか、クレカの利用金額に充当できたり、他社のポイントやマイルなどに交換することも可能だ。
実際にSBI証券でクレカ積立を申し込んでみる!
SBI証券でクレカ積立するには、まず、「三井住友カード」を取得すること。そして「SBI証券」の口座を開設する必要がある。
いずれも本人確認が必要となるが、スマホから簡単に申し込めるので数週間後にはクレカ積立を始められるはずだ。
ちなみに、「三井住友カード ゴールド(NL)」ならクレカ積立で1%還元されるし、年会費無料の「三井住友カード(NL)」でも0.5%還元される。いずれも、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、マクドナルドの支払いで最大5%還元されるので、1枚持っておいて損はない。
三井住友カードとSBI証券が準備できたら、さっそくクレカ積立にチャレンジしてみよう。まずはSBI証券にログインして「取引」→「投信(積立買付)」→「クレジットカード」から、使用するクレカを登録すれば準備OKだ。
実際にクレカ積立で投信商品を購入してみる!
SBI証券でクレカ積立する準備ができたら、SBI証券にログインして「投信」→「銘柄検索・取扱一覧」を選択しよう。すると、積立投信用の商品がズラっと表示される。
正直言って、数百種類から商品を選ぶのは素人には難しい。だが、選ぶ商品で運用益が大きく変わってくるので、少しは勉強してみるべきだだろう。
基本はやはり日本株(日経225)や米国株だが、ほかにも全世界株、先進国株式、新興国株、不動産投資のREIT、国際債券などがあるので、ジャンルの異なる商品を2~3本チョイスして組み合わせるといい。
もし、投資信託の商品を自分で選ぶのが難しいと感じるなら、9つの質問に答えることでお任せでクレカ積立ができる楽天証券の「らくらく投資」がおすすめ。詳しくは→こちらで確認してほしい。
投信の商品を決めたら、決済方法で必ず「クレジットカード」を選択し、毎月購入する金額を入力すればOKだ。ちなみに、今回筆者は毎月2,000円ずつ2商品を選び(月4,000円)、クレカ積立することにした。果たしてその結果は……!?
クレカ積立3カ月後の結果は1.57%のプラス!
筆者は2021年9月からクレカ積立始めて3回の買い付け(2,000円×2商品×3カ月=1万6,000円)が終了した時点で、+71円(0.44%)という結果であった。
やや物足りない運用益と感じる人もいるかもしれないが、現在ネット銀行の1年定期の金利が最高でも0.2~0.25%程度であることを考えれば、たった3カ月で+0.44%なら悪くないだろう。
しかも、月4,000円の積立投信に対して、クレカのVポイントが毎月60pt(1.5%)×3回=180ptも付与されたのだ。つまり、積立投信の運用益と合わせると3カ月で251円をゲットしたことになるので、実質運用益は+1.57%だったとも言える。
もちろん、この先の運用がどうなるかは誰にも分からないが、積立投信は一喜一憂せず、少なくとも半年~1年単位で様子を見たほうがよい。
なお、SBI証券ではTポイントとの連携も可能だ。投信の商品ごとに獲得率は変わるが、通常銘柄は1,000万円未満で年率0.1%のTポイントが付与されるので、どうせならTポイントもしっかりゲットしておきたい。
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※サムネイル画像(Image:smbc-card.com)