これから先、20年後30年後の時代を支えていくことになる「Z世代」。あなたは彼らについてどれくらい理解しているだろうか。Z世代とは、1990年半ばから2010年代初頭に生まれた世代のことを指す。彼らは皆、生まれた時からインターネットが存在しているデジタルネイティブだ。
本記事では、そんなZ世代の「連絡手段」について解説していく。
連絡手段は「個別LINE」が断トツに
今回は、株式会社ネオマーケティングが全国の15~25歳の男女を対象に、「Z世代」をテーマに実施したインターネットリサーチの結果を紹介していく。
相手との連絡手段として何を利用しているか、「母」、「親友」、「友人」、「インターネット上の友人」の相手別にアンケートを取ったところ、インターネット上の友人を除いてすべて「個別LINEが」断トツだった。次いで、「グループLINE」が2位となる。興味深いのは、3位の連絡手段が相手によって異なる点だ。
母との連絡手段の場合は、31.7%の「電話(音声のみ)」が2位・グループLINE(32.4%) と僅差の3位。これはなんとなく想像がつくし、電話のやりとりは「夜ご飯いる?」「車で迎えに来て」とかそんなところだろう。
ただ、親友や友人との連絡手段は「アプリ上のDM(InstagramやTwitterなど)」が3位となっている。DMなら個別LINEと同じなのでは、と感じてしまうが、SNSで連絡をとることのメリットが少なからずあるのだろう。
InstagramやTwitterのDMで連絡を取るのはなぜ?
Z世代がLINEとは別にSNSのDMで連絡を取る理由は、まずLINEが“連絡を取るためのSNS”であるのに対して、InstagramやTwitterは“情報収集ができて連絡も取れるSNS”であることが挙げられるだろう。
InstagramやTwitterなら、情報収集の合間に友人と連絡が取れて効率的だ。それに、つい開いてしまうSNSとしては、LINEよりInstagramの方が有力なのではないだろうか。その証拠に、SNSの利用時間のデータを見ると、利用時間「1時間以上」が最も多かったのが「YouTube」で54.6%、次いでInstagramが36.1%、LINEが35.6%と続いている。
Instagramにはストーリーズという機能があり、「今これしてるよ~」といった近況を写真や文字で発信できるようになっている。そして、ストーリーズにはDMを送れるようになっている。誰かが「ここにいるよ~」といったストーリーズを投稿したら、それを見た友人から「そこ私も行った!」とDMを送り、その後やりとりが続いていくイメージだろうか。
変わりゆく連絡手段。090や080など携帯番号という存在自体が数十年後には消滅しまうのか?
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※サムネイル画像(Image:Vasin Lee / Shutterstock.com)