さまざまなSNSに導入されている「足跡」機能。どのユーザーが投稿を閲覧したか分かる機能ですが、結論から述べると、X(旧Twitter)には足跡機能はありません。
とはいえ、閲覧したことが相手にバレる可能性がある行動も存在します。この記事では、X(旧Twitter)の「足跡」「閲覧履歴」について解説します。
X/Twitterの足跡(閲覧履歴)とは
一般的にSNSの「足跡」とは、投稿やプロフィール欄の閲覧履歴のこと。2024年1月現在、X(旧Twitter)では自分のポストのアクティビティを確認できる機能はありますが、足跡機能はありません。
しかしこのポストアクティビティ機能では、どのユーザーが閲覧したのか「足跡」は分かりません。
X/Twitterに足跡(閲覧履歴)を確認する機能はあるのか
Twitter時代、一部サービスでは足跡機能が提供されていたことはありました。
フリートには足跡機能が存在した
2021年8月まで、Twitterでは「フリート」機能が提供されていました。フリートは「24時間限定で消える投稿」サービス。Instagramのストーリーズに近い仕様でした。
フリートでは足跡機能も提供され、フリートを投稿したユーザーは閲覧履歴が確認できました。ただし、フリートはサービス終了済みです。
なお、2024年1月現在は「スペース」という音声SNSに近いサービスが提供されています。ユーザーはフォロワーとリアルタイムで音声での会話が楽しめます。
「スペース」では、参加者の入退室が見えるという点では「足跡」に近い機能が搭載されています。
X/Twitterでは足跡(閲覧履歴)を確認するAPIを未提供
X(旧Twitter)では、正式に「足跡」機能を提供したのはフリートのみです。「スペース」も足跡のような機能はありますが、スペース終了後に履歴は残りません。
また通常のポストやプロフィール画面へのアクセスに関しては、過去に足跡機能が提供されたことはありません。履歴を確認するAPIも公開されていないので、外部開発者が足跡ツールを作成することは不可能です。
仮に「足跡を確認できる」と謳うサービスがあっても、個人情報を非合法に収集する悪質なプログラムである可能性が高いため、使用しないように注意してください。
ポストの「閲覧数表示」は「足跡」と同じなの?
X(旧Twitter)では、自分のポストの閲覧数が表示されています。
X/Twitterで自分の足跡(閲覧履歴)が相手にバレる可能性がある行動
X(旧Twitter)では、基本的には相手のポストやアカウントを閲覧しただけで「足跡」が付くことはありません。
ただし相手の投稿に対して「いいね」や「リポスト」などをすると、相手に通知が送信されます。
「おすすめユーザー」に表示される可能性もある
フォローしていないアカウントのページに頻繁にアクセスしている場合、検索画面の「おすすめユーザー」に相手アカウントが表示されやすくなります。同様に相手アカウントにも、自身のアカウントが表示されやすい状態になります。
「閲覧履歴が相手にバレたくない」場合、そもそも「自分のアカウント自体も、相手にバレたくない」ケースが多いでしょう。
そうした場合、「X(旧Twitter)をログアウトした状態」で使うのも手です。ログアウトした状態でポストを確認すれば、自身のアカウントが相手の「おすすめユーザー」に表示されることはありません。
ログアウトは以下の手順で可能です。
X/Twitterをログアウトした状態で「見るだけ」で使う方法は、こちらも参考にしてください。
X/Twitterの足跡(閲覧履歴)についてよくある質問
X(旧Twitter)の足跡についてよくある質問をご紹介します。
「X(旧Twitter)アナリティクス」で自身のポストを誰が閲覧したのか確認できる?
X(旧Twitter)アナリティクスでは「誰がツイートを閲覧したのか」は確認できません。インプレッション(ツイートが表示された回数)やプロフィールへのアクセス数などの確認は可能です。
X/Twitterの足跡を確認可能なサードパーティーツールは本当に存在しない?
先述した通り、X(旧Twitter)は足跡を収集することができるAPIを公開していません。よって、外部開発者が「各アカウントの閲覧履歴を個別に収集し、ツールとして提供する」ことは不可能です。
まとめ
X(旧Twitter)には足跡機能はないため、「返信」「いいね」「リポスト」「フォロー」などのアクションを行わない限り、相手に閲覧していることがバレる心配はありません。ただし、スペースに参加した場合は、リアルタイム限定でホストや参加中のリスナーに参加していることが分かる仕様となっているため注意しましょう。
※サムネイル画像(Image:BongkarnGraphic / Shutterstock.com)