コロナ禍の影響もあり、出会いのきっかけが減ってしまったここ数年。一方で家にこもる時間が増えたことで、婚活アプリを利用するようになったという人も多いのではないだろうか。しかし、昨今の積極的な男性は、婚活アプリなどというツールや段階をすっ飛ばし、SNSのダイレクトメッセージ(DM)で女性に直接声を掛ける人もいるのだという。
同性から見ても「積極的すぎじゃない…?」と感じる手段の実情と、それに対する女性たちの反応についてお伝えしていきたい。
DMきっかけで会ったことがある人は3割!
恋愛心理やデート、出会いなどの情報に特化した恋愛メディアである「SYMPLY」は、10代~20代女性に対して「SNSのDMがきっかけで実生活では繋がりがなかった異性と実際に会ったことや交際・結婚に至ったことはありますか?」というアンケート調査を実施し、400名からの回答を得た。
その結果、「ない」と回答した人が69.75%と圧倒的多数だった。実際、素性の知らない人と会うことが恐怖を伴うものであることは、男性であっても容易に想像できることだろう。媒体がSNSというだけで、言ってしまえばナンパなので、ちょっと軽い印象を受けて警戒する女性が多いのも納得だ。
しかし一方で、「会ったことがある」16.5%、「交際まで至ったことがある」11%、さらに少数派ではあるが、2.75%の人が「結婚まで至ったことがある」というのだ。これらを合わせると、「DMをきっかけに知らない異性と会ったことがある人」が3割程度にも上ることが明らかとなった。これも、近年SNSで知らない人同士が繋がりあってきた時代背景によるものだろうか。
さらに踏み込んで調査結果を見ていくと、「交際まで至ったことがある」と答えた人のうち、年代ごとの結果は「10代」で7.5%、「20代」で14.5%と、年代で差が出る結果となった。20代になると、学生から社会人へステップアップする時期とも重なる。コロナ禍でテレワークを導入する企業も増え、異性と出会う機会が減ってしまう事情もあってか、「気が合いそうなら会ってみよう」という考えの20代女性は少なくないのかもしれない。
近年は急速なデジタル化などで過去の価値観が大きく変化してきている過渡期とも言える。もしかしたらこの先、こうしたSNSのDMから発展した恋も一般的になってくるのかもしれない。しかし現時点ではまだ一般的な出会いとは言い難い部分もあるだけに、世の男性諸君は「相手や周囲にどう思われるか」も意識しながら出会いを求めてほしいと考えてしまう。
出典元:知らない男性からインスタのDMが… 会ってみようと思う?20代女性の35%が「DMで会ったことがある」【SYMPLY】