X(旧Twitter)では複数アカウントの作成・運用が可能。たとえばメインアカウントのフォロワーやリアルでの知人に知られたくないことを投稿するときなどに便利です。
しかし、裏垢やサブ垢の設定や運用方法を誤ると、相手にバレてしまうことも。本記事では、Xで複数アカウントを作成する手順や、他人にバレないための方法、その他各種注意点を解説します。
X(Twitter)の「裏垢(サブ垢)」とは
X(旧Twitter)の「裏垢」や「サブ垢」は、メインで使用しているものとは別のアカウントのこと。複数アカウントを運用しているX(旧Twitter)ユーザーは決して少なくないでしょう。
X(Twitter)の複数アカウント(裏垢/サブ垢)を作成する方法
X(旧Twitter)で複数アカウントを作成するためには、電話番号もしくはメールアドレスが必要。しかし、電話番号で登録するとリアルでの知り合いにバレる可能性があるため、普段使用しないメールアドレスで作成することをおすすめします。
裏垢に使えるメールアドレスがない場合は、GmailやYahoo!などのフリーアドレスで新規のアドレスを取得しておきましょう。X(旧Twitter)で複数アカウントを作成する手順は下記のとおりです。
iPhone

【1】①メニュー画面を開き、右上の人型マークをタップし、②「新しいアカウントを作成」をタップします。【2】③必要事項を入力しますが、電話番号ではなくメールアドレスで登録しましょう。④情報の入力が終ったら「次へ」をタップします
Android

【1】①メニュー画面を開き、右上の三点ボタンをタップし、②「新しいアカウントを作成」に進みます。【2】③「Googleアカウントで続ける」もしくは「アカウントを作成」をタップします。【3】言語を選択し、④「次へ」をタップします

【4】⑤必要事項を入力し、⑥「次へ」をタップ。【5】必要に応じて設定を変更し、⑦「次へ」をタップ。【6】内容を確認し、⑧「登録」をタップします。最後にiPhoneと同様に認証コードの入力、パスワードの設定を行い完了です
PC
●X(旧Twitter)ログインページは→こちら
X(旧Twitter)で複数アカウントを運用する場合に、ログインやログアウトを繰り返す必要はありません。使用するアカウントは管理画面で簡単に切り替えることができます。X(旧Twitter)の管理画面で複数アカウントを切り替える方法は下記のとおりです。

【1】①メニュー画面を開いて右上の三点ボタンをタップします。②所有しているアカウント一覧が表示されるため、切り替えたいアカウントを選択しましょう。【2】③切り替え先のアカウントのメニューが表示されます
なお、複数アカウントの切り替えはポストの投稿画面でも行えます。下記の方法を使えば、ポスト時にすぐ裏垢に切り替えられるので便利です。
既存のX(Twitter)アカウントを管理画面に追加する方法
すでに個別に作成している別のX(旧Twitter)アカウントをメインアカウントの管理画面に追加できます。既存のアカウントを追加する方法は下記のとおりです。

【1】①メニュー画面を開いて右上の三点ボタンをタップします。②「作成済みのアカウントを使う」を選択します。【2】③追加したいXアカウントのメールアドレス、電話番号、もしくはユーザー名を入力し、④「次へ」をタップします
Xの裏垢(サブ垢)を他人にバレずに運用したいときの注意点
X(旧Twitter)の裏垢やサブ垢は、メインアカウントのフォロワーやリアルでの知人に知られることなく、慎重に運用したいことが多いでしょう。本章では、他人にバレずにX(旧Twitter)の裏垢を使うための下記2つの注意点を解説します。
プライバシー設定の「見つけやすさと連絡先」をオフにする
X(旧Twitter)には、メールアドレスや電話番号からアカウントを検索したり、アドレス帳の連絡先に登録されている知人に通知が届いたりする機能があります。
しかし、それらの機能をオフにしておかなければ、リアルでの知人に裏垢の存在がバレるかもしれません。裏垢を使う前に、下記の手順でプライバシー設定の「見つけやすさと連絡先」をオフにしましょう。

【1】「設定とプライバシー」を開き、①「プライバシーと安全」をタップします。【2】②「見つけやすさと連絡先」をタップ。【3】③「メールアドレスの照合と通知を許可する」と「電話番号の照合と通知を許可する」および「アドレス帳の連絡先を同期」をオフにしましょう
裏垢(サブ垢)は非公開設定にする
裏垢のポストを既存フォロワーや知人に見られたくない場合は、アカウントそのものを「非公開」にしておきましょう。非公開アカウントのポストは、フォロワー以外のユーザーからは見られません。
X(Twitter)の複数アカウントの使用に関する注意点
X(旧Twitter)で複数アカウントを使用する際の注意点を解説します。
無料版で使用する場合は拡散性などは劣る

有料版のX Premium(旧Twitter Blue)は、「会話と検索での優先順位付け」という特典があります。つまり、有料課金したアカウントのポストは拡散されやすくなっています。しかし、複数のアカウント、それも裏垢で有料課金する人はあまりいないでしょう
つまり、課金していない裏垢やサブアカはおのずと拡散力が低くなります。拡散したいポストがある場合はX Premiumに加入しているアカウントから投稿しましょう。
「DMが送れない」場合も
X Premiumに加入していないと、DMの送信先が制限される場合があります。
なお、DMについては以下の記事でも解説しているので参考にしてください。
電話番号を登録するか要検討
X(旧Twitter)ではbot対策を推し進めるなど「アカウントの信頼性」が重視されつつあります。一説には将来的な「完全有料化」も噂されています。こうした状況下では、電話番号が登録されていないアカウントは信頼性が低いとみなされる場合も。その場合、シャドウバンなどに繋がるリスクも。
たとえばデュアルSIMでスマホを利用している場合、利用頻度が低い方の電話番号をサブアカに登録し、アカウントの信頼性を高めてくことをおすすめします。
参考元:Forbes
まとめ
X(旧Twitter)の複数アカウントはメインアカウントのフォロワーなどに知られたくない内容を投稿する際におすすめ。しかし、うっかり切り替えミスなどをしてしまい、メインアカウントに裏垢やサブ垢の内容を投稿してしまう場合もあるので、運用する際は注意が必要です。
また、2023年10月現在、より拡散力があるのは有料プランであるX Premiumに加入しているアカウント。そのため、発信力のあるアカウントを作りたい場合などは、あとから作った複数アカウントであってもX Premiumに加入することをおすすめします。
※サムネイル画像(Image:PeachY Photograph / Shutterstock.com)