Facebookはアカウントを作成して使うのが一般的ですが、実はブラウザからなら「アカウントなし」でも閲覧できます。

Facebookアプリを使うためには「ログイン」が必須なので、アプリ経由だとアカウントなしでは見えません。一方ブラウザ経由なら、ログインなしでも見えます。ただし筆者の検証では、相手のプライバシー設定によって見える範囲が大きく異なり、情報を「公開」設定にしていないことが多い一般人のページはほとんど見えませんでした
本記事では、Facebookをアカウントなしでブラウザから見る方法や、サードパーティー製ツールでFacebookを閲覧する方法を画像付きで解説します。
Facebookを「見るだけ」(アカウント無し)でログインせずに見る主な方法
Facebookを見るだけの用途で、アカウント・ログインなしで閲覧する方法は下記2つです。
・ブラウザにURLを直打ちする
・「Social Searcher」で検索する
「FacebookのURL+ユーザー名」をブラウザのURL欄に直打ちする
SafariやChromeなどのブラウザの検索窓に、「FacebookのURL」と検索したい「ユーザー名」を入力すると、ログインなしでFacebookが見えます。

【1】ブラウザの検索窓に「https://www.facebook.com/public/」と入力し、後ろに「ユーザー名」を入力します。なおユーザー名は基本的に実名なので、日本語で構いません。今回は筆者の「実験垢」を検索してみます。【2】このようにいくつか候補が表示されました。どれが目当てのアカウントかは、実際にタップしてから判断します

【3】こちらが筆者のアカウント。このように、ブラウザから問題なく閲覧できました。【4】ただし後述するように、アカウントのプライバシー設定によっては、中身がまったく見えないこともあります
この方法は最も手軽で、知人など一般人のアカウントを見るときは役立ちます。しかし、芸能人やアーティストなど著名人の場合は、ジョーク目的の偽アカウントも多いので「本物」の特定に時間がかかることがデメリットです。著名人のアカウントの閲覧には役に立たないと言っても過言ではないです。
「Social Searcher」で人物名を検索する
「Social Searcher」では、人物名を入力することでFacebookアカウントを検索できます。今回は「バラク・オバマ元大統領」のFacebookページを見てみましょう。

【1】「Social Searcher」にアクセスし、検索窓に相手の名前を入力します。【2】いくつか候補が表示されますが、スクロールして単に「人名」だけのものを選ぶと、Facebookページがヒットすることが多いです

【3】このように、オバマ氏の公式Facebookアカウントが見えます。【4】著名人はさまざまな情報を公開していることが多いので、概要や投稿なども広く閲覧できました
(オバマ氏の画像はBarack Obama公式Facebookより引用)
URL直打ちの場合は、どれがオバマ氏のアカウントか特定するのが面倒でしたが、Social Searcherだと基本的には本物しか表示されません。筆者が他の著名人でも試したところ、検索精度はFacebookアプリ内の検索機能より高い印象です。
前述したように、アカウントなしでFacebookを見ると、閲覧できないアカウントがあります。これはFacebookの「プライバシー設定」により、閲覧可能な範囲が人によって異なるからです。

ログインなしで「見るだけ」の場合、相手のプロフィールや投稿は「公開」でないと見えません。例えば「友達のみ」の場合は、自身はアカウントを持っていない第三者で「友達ではない」ため、そのアカウントは閲覧できません
プロフィールのプライバシー設定 | 「公開」ではない場合、閲覧不可

「プロフィール情報」のプライバシー設定では、誕生日や職歴などの情報の公開範囲を、ひとつずつ設定できます。「公開」以外に設定した場合は、その項目は「見るだけ」だと閲覧できません
投稿のプライバシー設定 | 「公開」ではない場合、閲覧不可

同様に「投稿とストーリーズ」のプライバシー設定も、「公開」でなければ「見るだけ」の場合に閲覧できません
プロフィール/投稿が「公開」の場合はGoogle検索経由で閲覧可能な可能性も
プロフィールや投稿が公開されている場合は、Googleで「人名+Facebook」で検索するとFacebookアカウントが表示されることがあります。筆者が調べた限り、バラク・オバマ氏や小池百合子都知事、サッカーの本田圭佑選手などのFacebookは閲覧可能なことを特定しました。プロフィール/投稿が「公開」と設定されている有名人のFacebookを見たいときは、「人物名+Facebook」で検索してみましょう。
Facebookを「見るだけ」(アカウント無し)で使うデメリット
Facebookを「見るだけ」で使うデメリットは、本物のアカウントの特定に時間がかかることです。一般人の場合でも、同姓同名が多い場合は手間がかかります。また、気に入った投稿や写真があっても、コメントや「いいね」はできません。Facebookを便利に使いたいのであれば、ぜひ「閲覧用のアカウント」を作ってみることをおすすめします。
まとめ
Facebookをアカウントなし・ログインなしで「見るだけ」で使う方法を解説しました。筆者はFacebookから個人情報が流出するのが心配なので、必要最低限のとき以外はアプリを使いません。他のプロフィールを閲覧したいときは、今回ご紹介したようにブラウザでURLを入力したり、著名人の場合は「Social Searcher」を活用したりしています。
※サムネイル画像(Image:Viacheslav Lopatin / Shutterstock.com)