Twitter初心者がまず注意すべき8つの操作と3つのマナー!連絡先アップ/アプリ連携など

Twitterは「140文字以内で投稿する」ことがテーマのSNSで、世界中の人と気軽に交流できることが魅力です。

Twitterは日本国内で最も人気が高いSNSのひとつで、ユーザー数は現在でも増え続けています。そのため、「これから始めたい」もしくは「企業公式アカウントの運営担当者になった」という方もいらっしゃるはず

しかし、Twitterにはさまざまな注意点があり、適当に使うと「個人情報流出」や「炎上」などのリスクがあります。本記事では、個人・企業どちらも意識すべきTwitterの注意点やマナー、安全に使うためのコツなどを詳しくご紹介します。

Twitterとは | 手軽な情報発信に便利!一方で意図しない炎上や個人情報流出に要注意

「Twitter」は140文字以内でツイート(投稿)をして、世界中のユーザーと交流が図れるSNSです。手軽な情報発信に便利ですが、意図しない炎上や個人情報流出などのリスクに注意が必要です。

【1】このような「少しふざけてみた」的なツイートが、大炎上につながるケースが後を絶ちません。炎上が広がると個人情報を特定されたり、被害を受けた個人・企業から訴訟される可能性も。【2】企業アカウントの場合は、何気ない軽い気持ちで投稿したツイートが、炎上はもちろん企業やブランドのイメージ失墜につながることも…

その他に、特定の人物や企業を「誹謗中傷」する投稿にも注意が必要です。実際に「名誉棄損」や「侮辱罪」などで、刑事罰の対象となる事例もあります。また企業アカウントの場合は特に、「政治的発言」や「個人的主張」をしないように注意しましょう。個人・企業いずれの場合も、炎上はささいな「出来心」や「気の緩み」から始まることが多いのです。

Twitter初心者がまず注意すべき8つの機能/操作 | 最低限「2要素認証」はオンにしよう

Twitterをこれから始める人、もしくは始めたばかりの人は、下記8つのポイントに注意しましょう。

8つすべてを今すぐ実践するのは難しいかもしれませんが、最低限「2要素認証」はオンにしましょう。詳細は後述しますが、「設定」→「セキュリティとアカウントアクセス」→「セキュリティ」と進めばすぐ有効化できます。また筆者としては、意図しない人物との交流を避けるために、「連絡先のアップロードを避ける」ことも推奨します

13歳未満になる誕生日を設定しない | アカウントが即時ロックされる

Twitterは「13歳未満」の人は利用できません。そのため、アカウント設定で13歳未満になる誕生日を設定すると、アカウントがただちに「ロック」されて使えなくなります。企業や店舗の公式アカウントを作成するときは、「設立日」や「開店日」を間違って誕生日に設定しないよう注意が必要です。

2要素認証をオンにする | アカウント乗っ取りのおそれあり

Twitterでは「2要素認証」をオンにすることが強く推奨されています。これは他のアプリの「2段階認証」に相当するもので、ログイン時にIDとパスワードに加えて、SMSでのセキュリティーコード認証も行われます。IDやパスワードが流出してもアカウントを保護できるので、下記の手順でぜひ設定しておきましょう。

【1】「設定」→「セキュリティとアカウントアクセス」と進み、【2】次の画面で「2要素認証」をタップします

【3】「2要素認証」には3種類の方法がありますが、筆者は手軽かつ安全性が高い「ショートメール」を推奨します。【4】まずはTwitterのパスワードを入力します。2要素認証の設定には「メールアドレス」が必要なので、メールアドレスを登録していない場合はこのあと設定する画面が表示されます

【5】Twitterに登録している電話番号に「認証コード」が送信されるので、【6】このように入力して「確認」をタップします。以上でTwitterの2要素認証が有効化され、これ以降はログイン時に2段階での認証が行われるので安全です

不審なアプリは連携しない | アカウント乗っ取りのおそれあり

Twitterでは、さまざまな外部アプリと連携して、Twitterをより便利に使うことができます。ただし不審なアプリを連携すると、アカウントが乗っ取られてしまう恐れがあります。

【1】「アプリ連携」では、上記いずれかの権限が外部アプリに与えられます。不審なアプリはこうした権限を悪用し、電話番号などの個人情報が抜き取られて、Twitterアカウントを乗っ取られることも。こうした事態を未然に防ぐためには、不必要なアプリ・不審なアプリとの連携を解除することが重要です

【2】Twitterのアプリ連携を解除は、①「設定とプライバシー」をタップし、【3】②「セキュリティとアカウントアクセス」をタップすることで行えます

【4】①「アプリとセッション」をタップし、【5】一覧から②「不要なアプリ」を選びます。次の画面で「アプリの許可を取り消す」をタップすると、外部アプリとの連携を解除できます

なおTwitterのアプリ連携の注意点や解除方法は、こちらで詳しく解説しているのでご参考ください。

連絡先アップロードはしないのが安全 | 垢バレのおそれあり

Twitterには、自身の端末に登録されている「連絡先情報」をTwitter上にアップロードできる機能がありますが、この機能は使わない方が安全です。

連絡先のアップロード機能を使うと、相手の「おすすめ欄」に自分が表示されるようになり、リアルの知人とTwitter上で交流しやすくなります。しかし、意図しない相手とTwitter上でつながったり、知人に「これって○○さんかな?」と見つかってしまう恐れも。垢バレしたくない場合は、連絡先を同期しない方がいいでしょう

ツイート/DMは送信前に内容を読み返す | 「あとから編集」はできない

Twitterでは、一度投稿したツイートやDM(ダイレクトメッセージ)は、あとから編集できません。間違った投稿・問題のある投稿に気付いたときは、一度削除してから投稿し直す必要があります。しかし、その間に投稿が拡散されて炎上するリスクがあるため、ツイートやDMなどは送信前に必ず読み直すようにしましょう。

なおTwitter社はアメリカ版のTwitterで、投稿の「編集ボタン」を試験導入しています。しかし、現実的には悪用の危険性があるため、本格的な実装は難しそうな印象です。

デマや著作権侵害に当たるツイートを投稿/リツイートしない| 訴訟される可能性あり

Twitterは気軽に情報共有できることが魅力ですが、デマや著作権侵害に該当するツイートをした場合、被害を受けた相手から訴訟されてしまうリスクがあります。そのため、相手を誹謗中傷する投稿は避ける方が賢明です。

またリツイートは単なる「引用」ではなく、ツイートと同じ「主体的な意思表示」だと見なされます。そのため、デマや著作権侵害の可能性がある投稿をリツイートした場合、投稿者と同じように訴訟される恐れがあるのです。実際にそのような訴訟事例もあります。

「足あと」が残る可能性がある操作に注意 | いいね・スペースへの参加には要注意

Twitterには「足あと」機能はありませんが、それに類似する機能はあるので、相手に知られたくない場合は注意が必要です。

【1】例えばTwitterで音声チャットができる「スペース」では、参加者の入退室が見えます。リアルタイムでしか確認はできませんが、主催者側に入室が知られる可能性があるという点では注意が必要です

【2】また、Twitterには「リプライ」「リツイート」「いいね」などの機能がありますが、いずれも相手に通知が届きます。通知は「足あと」のような役割を果たすので、相手に知られたくない場合は不用意にアクションしないことが重要です

なおTwitterの「足あと」については、こちらで解説しているのでご参考ください。

「センシティブな投稿」や「シャドウバン」に要注意 | ツイートが表示されなくなる可能性

Twitterでは、暴力的・性的なコンテンツや差別的なコンテンツは、「センシティブな投稿」として規制されています。

このように、「センシティブな投稿」は他のユーザーから見えなくなります。また、こうしたセンシティブな投稿が多いアカウントは、他のユーザーから避けられる傾向があります

センシティブではなかったとしても、スパム的・不適切なツイートだと判断された場合は、「シャドウバン」の対象にもなります。シャドウバンについては、こちらで解説しているのでご参考ください。

Twitter初心者がまず注意すべき3つのマナー | 巻き込みリプはやりがちなので要注意

Twitterでは下記3つの「マナー」に注意することも、他ユーザーと円滑に交流するために重要です。

上記3つのポイントは、Twitter上でトラブルを防ぐために意識したいところです。「パクツイ」は特にトラブルの原因になりやすいので、筆者としては特に注意が必要だと考えています

巻き込みリプ | 関係ない人を会話に巻き込み続けるリスクがある

「巻き込みリプ」とは、自分が直接的に会話していない相手にリプライしてしまうことです。例えばAさんの投稿にBさんがリプライし、そのBさんに自分がリプライすると、Aさんにもリプライが届きます。これは、「返信先」をタップして「会話に参加中の他のアカウント」を調整すれば回避できるので、リプライ相手は正しく設定しましょう。

「スパムと見なされる行為」をしない | 短時間での大量フォロー、大量いいねなど

短時間での大量フォローや大量「いいね」、同じツイートの連続投稿などは「スパム的」だと判断されます。他ユーザーからの印象が良くありませんし、シャドウバンの対象になることもあります。特に企業アカウントでは、ユーザーにリーチするために定型ツイートを繰り返すことがありますが、できるだけ工夫して内容を変えていく方が無難です。

「パクツイ」をしない | 内容を広めたい場合はパクツイではなく「リツイート」

他人のツイートを盗用して、自分のオリジナル投稿のように見せかける「パクツイ」は、他ユーザーからの印象が悪くトラブルの原因になります。良いと思った情報を広めたい場合は、「リツイート」を積極的に活用しましょう。なお、リツイートはデフォルトで「引用」になっており、自身のコメントも追加できるので便利です。

その他のTwitter利用時の注意点 | 筆者はフォロー相手・フォロワーを選んでいます

Twitterではフォロー相手・フォロワーを選ぶことも重要です。初心者のうちは、とにかく多くの人と交流するために、フォローしてくれた人を機械的にフォローバックすることがあるでしょう。しかし、スパムアカウントや攻撃的・中傷的なアカウントをフォローすると、他ユーザーからの印象が悪化します。企業アカウントでは特に注意が必要です。

不審なアカウントからフォローされたときは、フォローバックではなく「ブロック」が適切な対処法。「フォロワー」画面で該当アカウントを長押しし、「~さんをブロック」を選べば相手をブロックできます。その他にも、交流していた相手に暴言を吐かれたときや、相手のツイートが不適切だと感じたときもブロックを検討しましょう

まとめ | 初心者のうちは「見るだけ」でTwitterを利用するのもおすすめ

Twitter初心者が注意すべきポイントを解説しました。注意点やマナーが多くて大変という場合は、最初はアカウント登録せずに「見るだけ」で使うのもおすすめです。

【1】Twitterはブラウザ経由で「twitter.com」にアクセスするとログイン画面に遷移しますが、「twitter.com/explore」なら検索画面を表示できます。アカウントありの場合と同じように、さまざまな投稿やユーザーを検索できるので便利です

ユーザー名をURL欄に直打ちすると、特定のアカウントにアクセスすることもできます。URLは「https://twitter.com/」に「ユーザー名(@以下の英数字)」を追加するだけ。例えば「オトナライフニュース【公式】」のユーザー名は「otonalife」です

なおTwitterを「見るだけ」で使う方法は、こちらで解説しています。皆さんもこの機会にぜひ、Twitterを始めてみてはいかがでしょうか。

※サムネイル画像(Image:Diego Thomazini / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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