Twitterは「140文字以内で投稿する」ことがテーマのSNSで、世界中の人と気軽に交流できることが魅力です。
しかし、Twitterにはさまざまな注意点があり、適当に使うと「個人情報流出」や「炎上」などのリスクがあります。本記事では、個人・企業どちらも意識すべきTwitterの注意点やマナー、安全に使うためのコツなどを詳しくご紹介します。
Twitterとは | 手軽な情報発信に便利!一方で意図しない炎上や個人情報流出に要注意
「Twitter」は140文字以内でツイート(投稿)をして、世界中のユーザーと交流が図れるSNSです。手軽な情報発信に便利ですが、意図しない炎上や個人情報流出などのリスクに注意が必要です。
その他に、特定の人物や企業を「誹謗中傷」する投稿にも注意が必要です。実際に「名誉棄損」や「侮辱罪」などで、刑事罰の対象となる事例もあります。また企業アカウントの場合は特に、「政治的発言」や「個人的主張」をしないように注意しましょう。個人・企業いずれの場合も、炎上はささいな「出来心」や「気の緩み」から始まることが多いのです。
Twitter初心者がまず注意すべき8つの機能/操作 | 最低限「2要素認証」はオンにしよう
Twitterをこれから始める人、もしくは始めたばかりの人は、下記8つのポイントに注意しましょう。
13歳未満になる誕生日を設定しない | アカウントが即時ロックされる
Twitterは「13歳未満」の人は利用できません。そのため、アカウント設定で13歳未満になる誕生日を設定すると、アカウントがただちに「ロック」されて使えなくなります。企業や店舗の公式アカウントを作成するときは、「設立日」や「開店日」を間違って誕生日に設定しないよう注意が必要です。
2要素認証をオンにする | アカウント乗っ取りのおそれあり
Twitterでは「2要素認証」をオンにすることが強く推奨されています。これは他のアプリの「2段階認証」に相当するもので、ログイン時にIDとパスワードに加えて、SMSでのセキュリティーコード認証も行われます。IDやパスワードが流出してもアカウントを保護できるので、下記の手順でぜひ設定しておきましょう。
不審なアプリは連携しない | アカウント乗っ取りのおそれあり
Twitterでは、さまざまな外部アプリと連携して、Twitterをより便利に使うことができます。ただし不審なアプリを連携すると、アカウントが乗っ取られてしまう恐れがあります。
なおTwitterのアプリ連携の注意点や解除方法は、こちらで詳しく解説しているのでご参考ください。
連絡先アップロードはしないのが安全 | 垢バレのおそれあり
Twitterには、自身の端末に登録されている「連絡先情報」をTwitter上にアップロードできる機能がありますが、この機能は使わない方が安全です。
ツイート/DMは送信前に内容を読み返す | 「あとから編集」はできない
Twitterでは、一度投稿したツイートやDM(ダイレクトメッセージ)は、あとから編集できません。間違った投稿・問題のある投稿に気付いたときは、一度削除してから投稿し直す必要があります。しかし、その間に投稿が拡散されて炎上するリスクがあるため、ツイートやDMなどは送信前に必ず読み直すようにしましょう。
なおTwitter社はアメリカ版のTwitterで、投稿の「編集ボタン」を試験導入しています。しかし、現実的には悪用の危険性があるため、本格的な実装は難しそうな印象です。
デマや著作権侵害に当たるツイートを投稿/リツイートしない| 訴訟される可能性あり
Twitterは気軽に情報共有できることが魅力ですが、デマや著作権侵害に該当するツイートをした場合、被害を受けた相手から訴訟されてしまうリスクがあります。そのため、相手を誹謗中傷する投稿は避ける方が賢明です。
またリツイートは単なる「引用」ではなく、ツイートと同じ「主体的な意思表示」だと見なされます。そのため、デマや著作権侵害の可能性がある投稿をリツイートした場合、投稿者と同じように訴訟される恐れがあるのです。実際にそのような訴訟事例もあります。
「足あと」が残る可能性がある操作に注意 | いいね・スペースへの参加には要注意
Twitterには「足あと」機能はありませんが、それに類似する機能はあるので、相手に知られたくない場合は注意が必要です。
なおTwitterの「足あと」については、こちらで解説しているのでご参考ください。
「センシティブな投稿」や「シャドウバン」に要注意 | ツイートが表示されなくなる可能性
Twitterでは、暴力的・性的なコンテンツや差別的なコンテンツは、「センシティブな投稿」として規制されています。
センシティブではなかったとしても、スパム的・不適切なツイートだと判断された場合は、「シャドウバン」の対象にもなります。シャドウバンについては、こちらで解説しているのでご参考ください。
Twitter初心者がまず注意すべき3つのマナー | 巻き込みリプはやりがちなので要注意
Twitterでは下記3つの「マナー」に注意することも、他ユーザーと円滑に交流するために重要です。
巻き込みリプ | 関係ない人を会話に巻き込み続けるリスクがある
「巻き込みリプ」とは、自分が直接的に会話していない相手にリプライしてしまうことです。例えばAさんの投稿にBさんがリプライし、そのBさんに自分がリプライすると、Aさんにもリプライが届きます。これは、「返信先」をタップして「会話に参加中の他のアカウント」を調整すれば回避できるので、リプライ相手は正しく設定しましょう。
「スパムと見なされる行為」をしない | 短時間での大量フォロー、大量いいねなど
短時間での大量フォローや大量「いいね」、同じツイートの連続投稿などは「スパム的」だと判断されます。他ユーザーからの印象が良くありませんし、シャドウバンの対象になることもあります。特に企業アカウントでは、ユーザーにリーチするために定型ツイートを繰り返すことがありますが、できるだけ工夫して内容を変えていく方が無難です。
「パクツイ」をしない | 内容を広めたい場合はパクツイではなく「リツイート」
他人のツイートを盗用して、自分のオリジナル投稿のように見せかける「パクツイ」は、他ユーザーからの印象が悪くトラブルの原因になります。良いと思った情報を広めたい場合は、「リツイート」を積極的に活用しましょう。なお、リツイートはデフォルトで「引用」になっており、自身のコメントも追加できるので便利です。
その他のTwitter利用時の注意点 | 筆者はフォロー相手・フォロワーを選んでいます
Twitterではフォロー相手・フォロワーを選ぶことも重要です。初心者のうちは、とにかく多くの人と交流するために、フォローしてくれた人を機械的にフォローバックすることがあるでしょう。しかし、スパムアカウントや攻撃的・中傷的なアカウントをフォローすると、他ユーザーからの印象が悪化します。企業アカウントでは特に注意が必要です。
まとめ | 初心者のうちは「見るだけ」でTwitterを利用するのもおすすめ
Twitter初心者が注意すべきポイントを解説しました。注意点やマナーが多くて大変という場合は、最初はアカウント登録せずに「見るだけ」で使うのもおすすめです。
なおTwitterを「見るだけ」で使う方法は、こちらで解説しています。皆さんもこの機会にぜひ、Twitterを始めてみてはいかがでしょうか。
※サムネイル画像(Image:Diego Thomazini / Shutterstock.com)