Z世代が指摘する「おじさん構文」TOP10、2位カタカナ多用、1位は?【Simeji調べ】

バイドゥ株式会社が提供する日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」は2022年6月27日から7月5日、ユーザーに対してアプリ上で「気になるおじさん構文の特徴」に関するアンケート調査を実施。10~24歳の男597名から回答を得た。今回は、そのアンケートを「Simejiランキング」としてご紹介していくこととしよう。

ちなみにおじさん構文とは、おじさん世代がメールやメッセージアプリでやってしまいがちな、若者に“おじさんくさい”と思われてしまう文体のこと。詳しく内容はこちらの記事で確認してほしい。

さっそく第1位を発表!

おじさん世代とZ世代のやり取りの違いは明らかだ(画像は「バイドゥ株式会社」プレスリリースより引用)

第1位となったのは、「絵文字・顔文字・記号を多用」だった。絵文字や顔文字は、おじさん世代が青春を送っていた頃に登場したもの。当時、それをいかにたくさん使いこなすかを考えたものだったし、使いこなせる人がイケてる人という印象だった。たしか、記号を駆使した「ギャル文字」も流行ったのはその頃だったのではなかろうか……。その名残で今も絵文字や顔文字を多用してしまっているおじさん世代は多そう。

アンケートでは、「お父さんがよくしてる」「頑張って今どきに合わせてる感があるww」「慣れてなさそうな感じ」「感情の表し方が独特」「ガラケーの名残?」などのコメントがZ世代から寄せられた。最近では絵文字よりもスタンプを使う方が多いそうなので、おじさんらしい構文になってしまうと悩んでいる人はスタンプを活用してみては。

相手との距離感を間違えてしまうのも“イタイ”と思われてしまうのでご法度だ(バイドゥ株式会社「Simeji」調べ)

続いて第2位となったのは、「文章中にカタカナを乱用」だった。こちらも第1位と同様、おじさん世代が若かった頃に流行っていた「カタカナ語尾」を今も引きずって使用しているからではないだろうか。当時、映画「電車男」で取り上げられた「キタ――(゚∀゚)――!!」という表現や、俳優・織田裕二さんの出演する目薬のCMで「キター!」と叫ぶ演出があったことなども少なからず影響はありそう。

また、絵文字ができる前は文章だけでのやりとりだったことから、語尾をカタカナにすることで親しみやすさを表現しようとしたのかも。そう考えると、カタカナ語尾は今で言うスタンプと同様の役割を果たしていたのかも。アンケートでは、「お父さんが使ってんのよ」「塾の先生が使ってる」「本人は優しく接している感じ」「メールとかが毎回そう」「くどく柔らかい表現にしようとしてくる」などのコメントが。おじさん世代の人は、今ドキ感を出すなら過剰にカタカナを使わないようにした方がよさそう。

そして第3位にランクインしたのは「一度に送る文章が長い」だった。おじさん世代がそうしてしまうのは、やはりガラケー時代の名残のようだ。今のようにスマホもLINEも無かった時代、当然ガラケーでやり取りしていたおじさん世代。ガラケーで送受信できるSMSの最大文字数は2019年9月に文字数が拡張されるまで、全角70文字、半角だと160文字までという制限があった。

こちらがいわゆる「おじさん構文」の典型的なメッセージ例

おじさん世代にとっては、一度に伝えたいことを送れることに、喜びやありがたみを感じるのかもしれない!?アンケートでは「お母さんや親戚の人がそうなる」「うちの父もそう」「たぶんずっと通知が来ると迷惑だと思っている」などのコメントが。また、Z世代にとって長文は「読みにくい」そうで、短く簡潔に伝えることが、いま求められている。

ここまでトップ3をご紹介してきたが、いかがだっただろうか。おじさん世代の人が、当時のやり方のまま来て「古い」と言われているように、Z世代の人も10年後に今のままのやり方を「古い」と言われてしまう日が来るかもしれない。自分の慣れた書き方をベースとして各時代の流行を取り入れ、相手に読みやすい文章にすることを意識するのが一番のポイントとなりそうだ。

出典元:Simejiランキング→こちら

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