SNSやインフルエンサー関連のマーケティング事業を展開するLIDDELL株式会社が、インフルエンサーたちがInstagram（インスタ）でフォロワーを増やすために実践しているアクションについて調査を行なった。2022年4月にアルゴリズムの変化があったインスタで、インフルエンサーたちは“親密アクション”でフォロワーを増やしているようだ。
重要なアクション、1位は「コメントを返す」
7割以上のインフルエンサーがインスタのアルゴリズムの変化を感じている（「LIDDELL株式会社」調べ）
インスタは公式ブログや幹部の発言から、2022年4月以降にアルゴリズムが変わったとされている。企業のSNS担当者は「フォロワー数が増えない」「リーチが伸びなくなった」など変化を感じているようだが、それはインフルエンサーたちも同じだ。調査に協力したインフルエンサー100名に「2022年4月以降、Instagramのフォロワーの増え方やリーチの伸び方に変化を感じましたか？」と尋ねたところ、71％が変化を感じたと回答した。
そのような中でも、インフルエンサーたちはフォロワーを増やし続けている。そのテクニックが「Instagramでフォロワーを増やすために実践している重要なアクションは？」という質問から見えてきた。
コメントやDMは苦手でも、アンケートや匿名の質問箱ならコミュニケーションも取りやすい（「LIDDELL株式会社」調べ）
インフルエンサーが行うアクションで最も多かったのが「コメントを返す」で、61％の人が実践していた。たしかにフォロワーの多いインフルエンサーからのリアクションがあるのは、フォローする側の人にとってうれしいものだ。2位以降も見ていこう。
インフルエンサーの行動、アルゴリズムとも一致
2番目に多かったアクションが「リールを積極的に投稿する」で、54%のインフルエンサーが実践していた。続いて3位に入ったのが「DMでのコミュニケーションを活発にする」で、40%の人が実践していると回答。トップ3はフォロワーとのコミュニケーションを活発にするアクションが多いと言える。
4位以降を見ても、6位の「ストーリーズリアクションスタンプを活用する」や9位の「ストーリーズアンケートを活用する」、10位「ストーリーズ質問箱を活用する」など、トップ10の半分以上が「フォロワーとの交流を活性化させる」ことを重視する機能を利用していることが明らかになった。
フォロワーとのコミュニケーションを活発化させることが多いようだ
このようなインフルエンサーたちの親密アクションは、インスタのアルゴリズムの重要項目である「親密度」「関心度」「鮮度」を意識したものである。インスタの変化も柔軟に取り入れたインフルエンサーのコンテンツには、見ている人をワクワクさせる秘訣が詰まっているのだ。
出典元：インフルエンサーが実践する親密アクションとは？【リデル】
※サムネイル画像（Image:Jirapong Manustrong / Shutterstock.com）