「インスタ映え」という言葉が流行語大賞を獲得するなど、時代の寵児ともなった感のある「インスタグラム(Instagram)」。しかし、「インスタグラム」の意味や由来を知らない人も多いのではないだろうか。今回はインスタグラムの由来を紹介していこう。
「Instagram」の意味や由来、写真が正方形の理由は?
(Image:ALEX_UGALEK / Shutterstock.com)
「インスタ」と略して呼ばれることも多い「インスタグラム(Instagram)」だが、言葉の意味や由来を知っているだろうか。
「Instagram」は、「Instant」(その場で、即席)と「Telegram」(電報、電信)を組み合わせてできた造語なのだ。「その場で撮影したもの」を「すぐに共有」といった意味合いで付けられている。
インスタグラムの特徴のひとつに、写真が正方形という点がある。これは、昔流行したインスタントカメラの影響だ。カメラがフィルムだった時代、「インスタントカメラ」というものがあった。手軽に写真が撮れてすぐに現像できるので、非常に人気のあったカメラだ。このインスタントカメラのフレームサイズが、正方形または正方形に近い。インスタグラムはインスタントカメラの影響を強く受けており、その結果、正方形が採用されたと言われている。
なお、現在は正方形以外の写真も投稿できるようになったが、検索結果のサムネイルなどでは正方形のままだ。
インスタグラム(Instagram)の写真は、正方形がスタンダードとなっている。これは、インスタントカメラに敬意を払っているからだ。当初は正方形の写真しか投稿できなかったが、現在は正方形以外の写真も投稿できるようになった
「インスタグラム(Instagram)」が人気な理由は3つある
インスタグラム(Instagram)は基本的に写真を共有してつながるSNS。自分で投稿しなくても楽しめるが特徴だ。特に芸能人やアーティスト、近年は政治家など多くの著名人がインスタグラムを活用している。有名人のプライベートな一面が見られるのもインスタグラムが人気な理由の1つだろう。
オシャレな写真を簡単に加工できるのも特徴の1つ。インスタグラムアプリは写真加工用のフィルターが用意されているので、手軽にインスタ映えした写真が投稿できる。
もう1つは、比較的最近の機能だが、「ストーリーズ」だ。これは、24時間限定で画像や動画を気軽にシェアできるもの。撮影した写真や動画をすぐにアップできる上、スタンプやフィルターなどで画像の加工も可能。直感的な操作で「自分らしさ」をアピールできる。投稿したストーリーズは24時間経つと自動的に消えるので、手軽に情報を発信する手段として活用されている。
これ以外にも多くの機能があるが、インスタグラムを使ったことのない人は、これらの機能を抑えておけば十分に楽しめるだろう。
芸能人やアーティスト、政治家などの著名人が投稿したプライベートな写真を楽しめるのがインスタグラム(Instagram)の特徴だ。気に入ったユーザーをフォローしておけば、自分のフィードに写真が流れてくるので、コメントしたりして交流することも可能。もちろん、友だちと繋がって写真を共有しても楽しめる
インスタグラム(Instagram)アプリだけで写真の撮影と加工が可能。フィルターが豊富に用意されているので、映える写真を加工できるのも特徴のひとつ。現在は正方形以外の写真や動画の投稿も可能だ
ストーリーズは、写真や動画をすぐにアップできる機能。24時間で消えるので、気軽に情報発信ができる。スタンプなどで加工できるので、自分らしさをアピールすることも可能だ
若者の間では、インスタグラム(Instagram)がもはやナンバーワンのSNSになりつつあると言っても過言ではない。よくわからないという人でも、今回紹介したことを知っていれば、話題には十分ついて行けるはずだ。自分で写真を投稿しなくても楽しめるので、まだ使ったことがないなら、これを機会に試してみてはいかがだろうか。