日本国内の携帯電話所有者のうち、スマートフォンの所有率は96%と、大概の人がスマホを使っている時代。そのような中でもコミュニケーションに欠かせないSNSについて、一体どのサービスが最も使われているのかが、23年1月に実施されたアンケートで判明。また、若者の間で“バズり”や流行を産み続ける、最新SNSの最新利用率もわかった。
スマホ所有者が最も利用するSNSとは?
NTTドコモ モバイル社会研究所が2023年1月にスマホ・ケータイ所有者のSNS利用動向についての調査を実施。全国の15~79歳の男女6559人から回答を得た。代表的なSNSである「LINE」「Twitter」「Instagram」「Facebook」「TikTok」の利用率(月に1回以上利用)についての調査では、LINEが最も多く83.7%という結果に。続いては、Twitterが43.2%、Instagramが39.9%、Facebookが24.7%で、TikTokは10.5%だった。
2019年は66.8%だったLINEの使用率は、21年に80%を超えるなど大きくジャンプアップ。一方、ここ数年は横ばいで推移している。
今やスマホ所有者の83%がLINEを利用している
年代別のSNS利用率では、LINEが10~70代まで幅広く利用されていることが判明。10~60代で8~9割が利用していて、60代で80.1%、70代でも72.7%と、いずれの年齢層にも幅広く利用されていることがわかる。LINEの次に利用率が高いTwitterは10~20代で約8割が利用しているという。
また、若年層から人気を集めているTikTokでは、10代の利用率がトップで42.5%だった。
同社が2019年に行った調査では14.6%だったが、翌2020年には20.8%、さらに2021年には39.3%と毎年約10ポイントずつ利用率を伸ばしてきたTikTok。一方で、22年1月時点ではTikTokは全体で約7割の人に認知されながらも利用率は8.5%と、10代以外の利用率はいまひとつ。
今やZ世代の流行の発信地になりつつあるTikTokだが、利用している年代のばらつきが顕著な状況は、簡単には改善されそうにない。
出典元:【モバイル社会研究所(1)】【モバイル社会研究所(2)】
参照元:【テレビ朝日】
※サムネイル画像(Image:Vasin Lee / Shutterstock.com)