ヤフー株式会社が提供する事業者向けデータソリューションサービスは2022年4月~2023年3月の期間に、「意味」と一緒に検索された絵文字を分析。その調査結果を公開した。この調査が敢行されたきっかけは、検索データに絵文字が出てくることがヤフー社内で話題になったことだそう。「(絵文字) 意味」という検索が多かったことから、「この絵文字来たけど、どういう意味?」と、困惑しているメールの受け手は少なくなさそうだ。では、最も受け手を困らせた絵文字から順に、調査結果をご紹介していこう。
実は「受け手は困っていたかもしれない」絵文字No. 1はコレ!
最も検索された絵文字の第1位は(HAND WITH INDEX AND MIDDLE FINGERS CROSSED)だった。海外のハンドジェスチャーで「幸運を祈る」の意味である。日本ではなじみのないジェスチャーだけに、メールで送られてきた際どういう意味なのか不安になって調べ、批判の意味でなくてホッとしたことがある人も少なくないのでは? 男女別・世代別の調査結果を見てみると、若年になるほど上位で検索されており、男性よりも女性に多く調べられている傾向にあった。
第2位には、(UPSIDE-DOWN FACE)が選ばれた。嫌みや皮肉を表すこともあるそうだが、基本は「とくに意味はない絵文字」らしい。筆者は、基本的にはどちらでも構わないが、モヤっとした気持ちが残った時など、100%心から納得していない気持ちを表す時に使ったりすることもある。
3位以降のランキング結果は!?
第3位には(SMILING FACE WITH HALO)がランクイン。笑顔+「ポジティブ/ネガティブなどあらゆる感情を含めた絵文字」で、愚痴を冗談っぽく言うときや、自虐ネタを言うときなど、皮肉の意味を込めて使う人もいるようだ。
続く第4位は(FACE WITH PLEADING EYES)。英訳の通り「訴えかける/懇願する」意味も持つ絵文字だ。日本国内では、数年前からの「ぴえん」の流行とともにこの絵文字を見かける頻度も高くなったのではないだろうか。残念な気持ちを表すときに使われ、「ぴえん」の気持ちを表すのに最も適している絵文字と言えそうだ。
そして5位には、(PERSON RAISING BOTH HANDS IN CELEBRATION)が選ばれた。こちらは「万歳」の意を表し、お祝いや喜びの気持ちを表現する絵文字である。しかし、降参やハイタッチなど他の意味として使用している人もいるそうだ。
万歳の絵文字に限らず、使用する場面や使用する人の心境で絵文字の意味にいくらかの変化が起きている。今後も、すでにある絵文字の意味にさらなる幅が出てくるだろう。
出典元:【ヤフー株式会社/PR TIMES】
※サムネイル画像は(Image:「ヤフー株式会社」プレスリリースより引用)