話題の画像生成AI「Stable Diffusion」を利用してLINEで簡単にイラストを作成できるサービス「AIイラストくん」がリリースからわずか1週間で利用者3.3万人を突破し、話題を呼んでいる。さらに18日には掲載許諾ポリシーが公開され、SNSでよりシェアしやすくなった。そこで、今回はAIイラストくんを使った任意のイラスト作成にAI初心者のライターが挑戦してみた。
手軽に始められる「AIイラストくん」を使ってみた！
LINEで友だち追加をし、テキストで生成したいイラストの説明を入力することで、簡単にイラストを生成してくれるAIイラストくん。これまではクオリティの高い画像を生成するためにはGPUやメモリなど高いスペックを持ったPCと、プロンプトなどの専門知識が必要だったが、LINEで簡単に日本語で利用することができるため、誰でも手軽に始められるようになった。
生成AIにほとんど触れたことのない筆者がAIイラスト生成に初挑戦。現在、AIイラストくんは招待制なので、利用している人からコードを受け取っていざ友だち登録。「イラスト」「人物」「風景」の中から希望の仕上がりジャンルを選んで、生成したい画像を日本語で指示するだけだ。そこで、「優しそうな理想の上司」と送信。社会人は上司にはいつだって優しくされたい生き物だ。生成されるまで、待つことおよそ1分。そして完成した画像が送られてきた。
これがAIイラストくんが考えた「優しそうな理想の上司」だ！
「優しそうな理想の上司」というワードから生成された画像がこちら。高級そうなイスがしつらえられたデスクの上に、シャツ姿の女性が腰かけて柔和な笑みを浮かべている。予想していなかった仕上がりに思わず驚いた。優しそうではある。さらに「これがAIの考える理想の上司なのか」と考えると、味わいさえ感じる。ちなみに、同じ単語をもう一度入力すると、AIイラストくんが再考した画像が新たに生成される。筆者は無料ユーザーなので、画像の生成は1日に5枚までだが、月1,280円のプレミアムプランでは回数が無制限に。生成AIに慣れている人がもう少し細かく注文をつけていれば、より理想の上司に近づいていたかもしれない。
AIイラストくん、そして「AIチャットくん」を運営している株式会社piconが18日に公開した掲載許諾ポリシーでは、メディアやYouTube、TikTokなどのSNSで「AIチャットくん」と「AIイラストくん」を紹介する際、許諾や利用料なしで掲載が可能に。リリースから1週間で生成されたイラストは10万枚以上と、勢いに乗るサービスだけに、今後もさまざまな活用方法が生まれそうだ。
出典元:【株式会社picon./PR TIMES】
※サムネイル画像（Image:「株式会社picon」プレスリリースより引用）
