この程、Twitter のポジションを取って代わるのではないかとも言われ、話題となっている最新のSNS「Threads(スレッズ)」。そのThreadsについて、株式会社フォーイットが運営するWeb3メディア「Mediverse(メディバース)」は2023年7月8日、独自のアンケート調査を実施。全国の20~59歳の男女500人からの回答を得た。今回は、その気になる調査結果をご紹介していくこととしよう。
リリース3日で認知率4割超え
2022年にイーロン・マスク氏がTwitterを買収して以降、認証バッジや投稿の読み込み制限、APIの有料化など、たびたび混乱が起きている。それらの背景もあって、Twitterのポジションをとって変わろうとする、新興SNSが次々と立ち上げられている。なかでも、Instagramを運営するSNS大手の米メタ・プラットフォームズ手掛けるThreadsは最注目株で、提供開始からわずか1日で3000万人もの登録者を獲得するなど、急速な伸びを見せているという。
今回ご紹介するアンケートにおいて、国内における認知は「知っている」の回答が41.4%、「知らない」が58.6%であった。知らないとの回答が多かったとはいえ、Threadsのリリースからわずか3日で4割以上の人が認知していたというのは、なかなかに高い認知率と言えるのではないだろうか。
男女別認知度では、男性は約半数の47.2%に対し、女性は3人に1人程度の35.0%と、男性の方がよりThreadsについての認知が進んでいるという状況だった。
世帯年収別の認知率では、「1,000万円〜」で認知率が55.6%、続いて「500万円〜700万円」で50.0%となった。
認知度はまずまず。では、登録者数は?
では実際、Threadsを認知している認知していると回答した人のうち、どれくらいの人が登録しているのかと言うと、わずか15.5%に留まった。
結果を詳しく見ていくと、登録の有無でも男女別で差が見てとれた。男性では「登録済」が19.4%に対し、女性では9.6%。男性の方が2倍以上多く登録している状況だった。
さらに、世帯年収別に見ると、「Threads(スレッズ)」登録率がもっとも高かったのは、世帯年収1,000万円以上であり、約3人に1人が登録していた。続いて多かったのは、300万円以下の年収層と300万円~500万円の年収層となっており、こちらはいずれも約6人に1人の割合であった。
一方、登録率がもっとも低かったのは、世帯年収500万円~700万円でわずか7.0%。この年収層の半数はThreadsを認知していたにもかかわらず、登録率との乖離が他年収層に比べて著しく顕著だった。この年収層の人々は、なんらかの理由によりあえて登録を行っていないという選択をしている、ということなのだろうか……。
いずれにしても、今回のアンケート調査はThreadsのリリースから間もなく行われたもの。今後、登録者数が増えれば、アプリユーザーの交流もさらに活発になっていくことだろう。これからの登録者数推移にも注目していきたい。
出典元:【Mediverse】
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