イーロン・マスク氏が買収してから、話題に事欠かないTwitter。今回は、DM送信の1日当たりの件数を20通までに制限するとの内容だ。これは、非認証アカウントがDM送信する際に適応され、有料アカウントであるTwitter Blueに登録していればその制限はかからないため、Twitterは加入をすすめている。
非認証アカウントは1日のDM送信が20通に制限! TwitterはTwitter Blueへの加入を推奨
登録が推奨されるTwitter Blue自体もひと悶着あった
イーロン・マスク氏がTwitterを買収してからルール変更に、役員人事の変更に、自身の去就にと話題が尽きないTwitter。お次は、耳にしている方も多いだろう、DM送信件数の制限についてだ。現地時間の7月22日、非認証アカウントが1日に送信できるDM件数は20通までというルールが発表された。また、他にもいくつかの仕様変更があることも合わせて発表された。より使いやすく、快適に使用できるような変更なら大歓迎だが、今回のように制限を設けられるような変更だとユーザーは離れていってしまう可能性もあるが、Twitterが目指す姿とはどのようなものなのだろう。
この変更はスパム削減のためとしているが、有料アカウントであるTwitter Blueに誘導されているような気がしてしまうのは、多くの人の感想ではないだろうか。
スパム削減が目的というわりには矛盾する点も
しかも、スパム削減という目的を素直に受け入れられない矛盾点がある。たとえば、DM制限の対象が明らかにされていない点だ。現在のダイレクトメッセージの許可範囲は、「フォローしているユーザーから」「認証済みユーザーから」「すべてのアカウントから」という風に、ユーザーを3つに分類している。スパム対策だとすると、不特定多数にDMを送ることを防ぐために「すべてのアカウントから」のメッセージリクエストを許可している相手に対してのみ制限をかければいいのではないか。
DMに関しての変更は、この2カ月ほどで3度目となる。6月の変更は送信リクエストの制限についてだった。「すべてのアカウントから」を選択していれば、相互フォローをしていなくてもDMの送信リクエストはできた。だが、DM送信を相互フォロー間のみに限定して、送信リクエストを送るにはTwitter Blueへの登録が必要としたのだ。
短期間にいくつも変更され、それが使いやすくなるものではなく納得しにくい変更内容であるために、ユーザーの不信感が募っているように思われる。そのような状態で、非認証アカウントユーザーはTwitter Blueに加入することを推奨されても白けてしまう。ライバルであるThreadsとの競合や、広告収入の半減によって経営状況が芳しくないのはわかるが、ユーザーをないがしろにする企業に未来はないのではないだろうか。
引用元:【「Twitter Support(@TwitterSupport)」Twitter】
参照元:【iPhone Mania】
※サムネイル画像(Image:Tama2u / Shutterstock.com)