秘密の関係が第三者にバレてしまうきっかけのうち、よくあるのがLINEだ。放置したスマホの画面に通知が表示されて、それを見られてしまって修羅場に……という事態を避けたいなら、スマホの設定には十分注意しよう。
LINEの通知を危険性を自覚する
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今やLINEは日本人の大半に必要不可欠なメッセージアプリとなっている。おおっぴらにできない秘密の関係にある人たちにとっても、それは同じだろう。しかし、関係を秘密にしたい人たちにとって、メールよりもLINEはずっと危険なツールだ。LINEの内容が、バレてはいけない人にバレてしまって、離婚や破局を迎えてしまった人は少なくない。そうならずに秘密の関係を続けるには、LINEやスマホの設定の見直しは非常に重要なのだ。
LINEの通知は、さまざまなタイミングで飛んでくる。設定によっては、トークのメッセージがロック画面にはっきりと表示されてしまうこともある。秘密の関係がバレないためには、まず通知を完全にコントロールすることが重要だ。
ロック画面への通知をオフにする
まず注意すべきなのがロック画面だ。トークでメッセージが届いたとき、第三者に見せられないような内容がロック画面にはっきり表示されていては、言い逃れのしようがない。LINEからの通知がロック画面にまったく表示されないような設定も可能だが、LINEを使っているのに通知がまったく飛んでこないのも不自然だし、そもそも不便だろう。ロック画面にはメッセージの内容が表示されず、新着のメッセージがあることだけわかるように設定を変更しよう。
LINEの「設定」メニューから「通知」をタップする。
「メッセージ通知の内容表示」をタップしてオフにすると、ロック画面の通知にメッセージの内容などが表示されなくなり、「新規メッセージがあります」という表示になる。
特定の友だちのトーク通知をオフにする
「メッセージ通知の内容表示」設定を変更すると、すべての友だちからの通知が変更されてしまう。それではちょっと都合が悪いというときには、秘密の関係の相手から届いたメッセージのみ通知されないように設定を変更するとよい。メッセージが届いても通知されないので、ときどきトークリストを見る必要があるが、通知から秘密がバレる可能性はかなり下がる。
「トーク」一覧からトーク通知をオフにしたい友だちのアイコンを右にスライドし、「通知オフ」アイコンをタップする。Androidの場合、友だちアイコンをロングタッチすることで同じような操作ができる。
通知をオフにした友達の名前の横にアイコンが表示される。
パスコードロックを有効にする
短時間でもスマホを第三者に使わせると、メールやメッセージアプリは個人情報など秘密にしたい内容が漏れやすい。特にLINEでは個人的な話を書いてしまいがちなので、見られたくないという人は多いだろう。そういう場合は、LINEをアプリごとロックしてしまって、起動時にパスコードが必要な設定にしてしまおう。これなら秘密の関係にある人とのトーク内容がバレることはない。
LINEの「設定」メニューから「プライバシー管理」をタップする。
「パスコードロック」をタップしてオンにする。
設定する4ケタのパスコードを入力する。これでLINE起動時には毎回パスコードの入力画面が表示される。
友だちの名前を変更する
友だちの表示名は、その友だちの登録名とは関係なく、自由に変更することができる。例えば、田中という登録名の人に、佐藤という名前をつけておいてもかまわない。その名前は自分のLINEアプリの中だけで通用するものだ。この機能は、苗字が同じ友だちが2人いるときなど、友だちを識別するのが難しく、誤ってメッセージを送ってしまいそうなときに有効な機能だ。しかし、秘密の関係にある人とのやりとりを隠したいときは、それを逆手にとって、別の友だちと似たような名前に変更して変更してしまえば、名前からは識別できなくなる。ただし、友だちのプロフィール画像は勝手に変更できないので、注意したい。
「友だち」一覧から名前を変更したい友だちアイコンをタップする。
名前の横の鉛筆アイコンをタップする。
変更したい名前を入力し、「保存」をタップする。
ここで紹介したテクニックに加え、すでに送ったメッセージも送信取消機能を使うなどして、こまめに消しておけば、LINEから秘密の関係が漏れてしまう危険はかなり減るだろう。