連絡が途切れてしまった同級生やかつての友だちなどと繋がりやすいFacebook。人探しにも役立ちますが、たとえば同姓同名の人が多い場合などには探し方にコツが要ります。
この記事では、Facebookで人探しをするためのポイントをご紹介。検索のコツを掴んで、友人や知人を見つけましょう。
Facebookで人探しするには?
Facebookで人探しをする方法は以下の通りです。
・名前検索をする
・フィルタリングオプションを使う
・共通の知人の名前から調べる
・連絡先を同期する
基本的な「名前検索」のやり方
本名でのプロフィール登録が必要なFacebookでは、名前検索でユーザーがヒットしやすいです。共通の友人がいる場合などは、その人の姓名の一部を入力するだけでも目的の人が見つかるケースもあります。
ただし結婚後に姓が変わっている場合、この方法で見つけるのは難しいでしょう。また同姓同名の人が多い場合なども、不確実性が高いです。
フィルタリングオプションで居住地や学歴、職場で絞り込み検索
たとえば「相沢さん」と思われるアカウントが複数見つかった場合、「早稲田大学に通っていた相沢さん」という具合に学校名などを通じて絞り込みしたい場合もあるでしょう。Facebookでは、検索時にフィルタリングオプションを指定できます。
共通の知人の名前でも検索する
探している人との間に共通の知人がいる場合、その知人の名前でも検索してみましょう。「相沢さん」のアカウントが思うように見つからなくとも、その人のアカウントなら見つかるケースもあるでしょう。
共通の知人と繋がることができれば、その知人の友達リストの中に探している人がいるかもしれません。
連絡先を同期する
Facebookでは連絡先を同期して、友達リストに反映することが可能。探している人や、共通の知人とFacebookで繋がれば、そこから辿ってアカウントを見つけることができるかもしれません。
Facebookで連絡先を同期する方法は以下の通り。
まず、Facebookアプリを開きます。
他のSNSや検索エンジンで手がかりを集めてフィルタリングオプションに活かすには
Facebookの検索で目当ての人を見つけるには、前述の通り「フィルタリングオプション」を使いこなすのがコツです。
しかし「早稲田大学に通っていた相沢さん」を探すのは簡単でも、「当時は相沢さんだったけれど、いまは苗字が変わっているかもしれないし、通っていた大学がどこだったかも忘れてしまった」場合にはフィルタリングオプションに使える材料が少ないです。
この場合、他のSNSなどでフィルタリングオプションに活かせるであろう材料を集めるのがおすすめです。
Facebook以外のSNSや検索エンジンを検索の手がかりにする方法をご紹介します。
Google検索:Google Dorksを使いこなす
Google Dorksとは、Googleで効率的に情報を収集するための特定の検索クエリやテクニックのこと。
たとえば以下のようなGoogle Dorksが代表的です。
●site:特定のウェブサイト内を検索します。
例:site:facebook.com “(名前)”
たとえば「相沢さんは〇〇というようなアカウント名で、はてなブログをやっていたような気がするな」といった場合には、はてなブログのドメインを対象にアカウント名を検索してみると手がかりが掴みやすいです。
相手の人が大学や大学院を卒業している場合は、卒業論文なども役立つでしょう。近年は大学の卒業論文がウェブ上に公開されていることも多いため、ファイルタイプをPDFに絞った検索もおすすめです。
以下のようなコマンドが役立ちます。
●filetype:特定のファイルタイプを検索します。
例:filetype:pdf “(名前)”
コマンドは複数組み合わせることも可能です。組み合わせは以下のように行います。
●( ) :検索クエリ内でグループ化を行い、検索の優先度を指定します。
例:site:facebook.com (“(名前)” AND ((職業など) OR (出身地など)))
こうしたコマンドの組み合わせは、たとえば探す相手が有名人と同姓同名の場合や「早稲田大学に通っていた相沢さんを探しているのに、立教大学に通っていた相沢さんの情報ばかりが出てくる」といった場合に、絞り込み検索に役立ちます。
X:検索コマンドを使いこなす
Google Dorksと同様にX(旧Twitter)にも検索コマンドがあり、効率的にポストを探すことが可能。そのポストをヒントに人探しができることもあります。
検索コマンドには、たとえば指定した年月日~現在までのポストを検索する「since検索」や、現在~指定した年月日までのポストを探す「until検索」などがあります。そうしたコマンドと人名などを組み合わせるといいでしょう。
なお、詳しくは以下の記事で解説しています。
OSINT(Open Source Intelliegnce)ツールを使いこなす
OSINT(Open Source Intelligence)は、「オープンソースインテリジェンス」の略称。一般に公開されている情報源からアクセス可能なデータを収集し、分析、決定する諜報活動の一種です。
たとえば日本の探偵事務所や興信所などが利用しているOSINT公開情報サイトの中で、人探しに使えるものは以下の通り。
・登記簿提供サービス:不動産および法人登記情報を閲覧できる有料サイト
・Gサーチ:新聞、雑誌記事などの情報提供サービス
・住所でぽん:地域別の住所と電話番号の検索が可能
得られた情報を「投稿」の検索に使うのも手
何らかの情報が得られたら、名前検索ではなく、得られた情報に関するフリーワードを検索窓に入力。投稿を検索してみましょう。
Facebookで人探し・検索する際の注意点
まず大前提として、すべての人がFacebookに登録しているわけでもないため、見つからない可能性もあります。さらにFacebookを登録していても、現在利用していない場合、メッセージを送っても反応がないこともあるため、総じて「確実に人が見つかる」とは限りません。
まとめ
Facebookで人探しをする際は「名前検索」だけで見つからなくても、他のSNSやブラウザの機能などを組み合わせることで、探し出せる可能性はぐっと広まります。ただし「目当ての人が見つからなかった」からと言って、エスカレートして過剰に相手のことを探るような行為は控えましょう。
あくまで「同窓会に向け、連絡が取れなくなってしまったクラスメイトと連絡を取りたい」といった場合に使う一つのテクニックとして、常識の範囲でSNSを人探しに活用しましょう。
※サムネイル画像(Image:Anton Garin / Shutterstock.com)