LINEが送信できないときの原因10選:メッセージや動画が送れない場合の対処法を図解解説

LINEでメッセージや動画が送れない場合、原因は様々。「通信環境」や「アプリのバージョン」「権限設定」が原因となるケースもあれば、動画送信時ならばファイルの長さや形式が影響していることも。

この記事では、LINEが送信できないときの原因と対処法について、画像付きで解説します。

LINEのメッセージが「送れていないかどうか」はどこを見れば分かる?

LINEのメッセージの左横に「矢印マーク」が表示されていれば、LINEが送信できていない状態です。

LINEでメッセージを正常に送信できなかった場合、メッセージ横に「矢印マーク」が表示されます。主な原因は通信環境の悪化やアプリ・OSのバージョンです。しばらくLINEアプリをアップデートしていない場合は、後述する方法でアプリを更新しましょう

画像や動画の場合、円矢印ボタンが表示されると、そのメディアが送信されていません

まずは「再送」を試してみよう

メッセージ横に矢印マークが出た場合、LINEメッセージを再送するのが一番手っ取り早い対処法です。原因がもしも「よく分からなかった」場合でも再送すれば、とりあえず当該のLINEメッセージは相手に届きます。

再送する手順は以下の通りです。

送信できない原因が解決するとメッセージの再送が可能となります。【1】①メッセージ横に表示される「渦巻アイコン」をタップし、【2】②「再送する」をタップしましょう。なおデフォルト設定では「自動再送」がオンになっているため、基本的にはこの手順を行わなくても再送されます

【3】前述の手順で動画や写真を送信できない場合は、ライブラリやフォルダへのアクセス権限がLINEアプリに与えられていないことが多いです。この場合は、アクセスの許可を求めるポップアップで③「続行」をタップし、【4】④「設定」から許可をすれば送れるようになるでしょう

なお動画を送りたい場合、容量制限はありませんが長さには「5分以内」の制限があります。5分以上の動画を送ろうとするとエラーが表示され、自動的に5分以内にカットされて送信されます

LINEのメッセージが送れない原因と対処法10選

再送などを試してもLINEでメッセージが送信できない場合、以下のチャート図に従って原因を特定し、対処してみましょう。

【LINEが送れない原因①】LINEに不具合が発生している | LINEを再起動

まず、LINEアプリに不具合が発生している可能性が考えられるため、アプリを再起動してみましょう。

iPhoneの再起動の方法は以下の通り。

【1】LINEアプリの画面下部から上に向かってスワイプし、マルチタスク画面を表示させます。【2】LINEアプリを上に向かってスワイプすると、アプリを終了させることができます。完了後に再びアプリを開きましょう

Androidの再起動の方法は以下の通り。なお、機種により操作方法は異なります。

【1】LINEアプリの画面下部から上に向かってスワイプし、マルチタスク画面を表示させます。【2】LINEアプリを上に向かってスワイプすると、アプリを終了させることができます。完了後に再びアプリを開きましょう

【LINEが送れない原因②】LINEアプリのバージョンが古い | アプリをアップデート

LINEアプリのバージョンが古い場合は、メッセージや動画をうまく送信できないことがあります。最新バージョンに更新すると解決する可能性があります。

App StoreやGoogle PlayでLINEアプリを検索すると、現在のバージョンが最新かチェックできます。画像のように「更新」や「アップデート」と表示されている場合は現在のバージョンが古いので、タップしてアップデートしましょう。「開く」と表示されている場合は最新版です

【LINEが送れない原因③】LINEアプリが重い | キャッシュを削除

LINEのキャッシュが溜まりすぎると、アプリが重くなり、動作が不安定になることがあります。キャッシュはできる限り定期的に削除することをおすすめします。

【1】LINEアプリのホーム画面右上の①「歯車マーク」をタップします。【2】②「トーク」をタップします

【3】③「データの削除」をタップします。【4】アプリに保存されたキャッシュデータの読み込みが完了すると、キャッシュの項目に④「削除ボタン」が表示されるため、こちらをタップしましょう

【LINEが送れない原因④】画像や動画だけが送れない | アクセス権限を許可する

スマホ端末の「プライバシー設定」、すなわち写真や動画への「アクセス権限」が制限されていると、LINEで写真や動画を送れません。下記の手順でデバイスのプライバシー設定を変更し、LINEアプリにアクセス権限を与えましょう。ただしiPhoneとAndroidでは、操作手順が若干異なるため注意してください。

今回は iPhoneの操作手順を紹介します。【1】①「設定」で画面をスクロールして「LINE」アプリを選択します。【2】②「写真」をタップし、③「すべての写真」を選択すると、写真と動画をLINEで自由に送信できるようになります

【LINEが送れない原因⑤】動画が長すぎる | 5分以内に再編集する

LINEでは5分以上の動画を送ろうとすると、5分以降の部分がカットされてしまいます。そのため下記の手順で、自身で必要な部分だけ切り取って再編集してから送るといいでしょう。

【1】①LINEアプリで動画を編集するときは、動画をチェックするのではなく、サムネイルをタップする必要があります。【2】②動画の編集画面が開くので、「ハサミ」を選択してトリミングします

【3】③トリミング画面では必要な部分だけを切り取ることが可能。【4】動画にテキストの挿入もできます。④編集が完了したら右下の送信ボタンをタップしましょう

【5】編集済みの画像が送信されました

【LINEが送れない原因⑥】送信相手をブロックしている | ブロックを解除する

相手をブロックしていると、メッセージや写真、動画を送信できません。

【1】そもそもブロックしていると友達リストに表示されなくなりますが、トーク検索画面からは見ることができます。①メッセージなどを送信したい相手をタップします。【2】ブロックしていれば、左下に「ブロック中」と表示されます。ブロックを解除したい場合は、左上に表示された名前か、アイコン画像をタップし、【3】③「ブロック解除」をタップします

【LINEが送れない原因⑦】端末の不具合 | 端末を再起動

端末に不具合が発生した場合、LINEのメッセージがうまく送れない場合があります。端末を再起動し、メッセージが送れるか試してみましょう。

【LINEが送れない原因⑧】端末のOSが古い | OSをアップデート

端末のOSが古くなっている場合、LINEだけでなく、他のアプリも正常に作動しないことがあります。使っている端末の最新OSが出ている場合はアップデートしましょう。

【LINEが送れない原因⑨】通信環境が悪い | 通信環境をチェック

LINEのメッセージ送信がなかなか完了しない、メッセージ横に「矢印マーク」が出るなどの場合は高確率で通信環境が原因です。下記の手順で通信環境を見直してみましょう。

【左】iPhoneのコントロールパネル、【右】Androidのクイック設定パネルです。いずれの場合も「モバイル通信」や「Wi-Fi通信」がオンになっているか、「機内モード」がオフになっているか確認してみましょう。機内モードを「オフ→オン→オフ」と切り替えて、通信状態をリフレッシュするのも効果的です

【LINEが送れない原因⑩】LINEアカウントが規制対象に指定(BAN)された可能性も

メッセージが送信できるのに既読にならず、かつ相手がブロックしていない場合、 LINEアカウントが規制対象に指定(BAN)されている可能性があります。過去に性的な画像や内容のLINEを送っており、相手から通報されている場合「トークの受信は可能だが送信はできない」という規制の対象になるケースがあるため注意しましょう。

LINEが送れないときは自動再送機能もおすすめ

LINEは送信できない場合、送信できる状況になったら自然に再送してくれる機能があります。この機能をオンにしておくと、LINEの再送し忘れを防ぐことができるでしょう。

設定方法は以下の通り。

【1】ホーム画面右上の①「歯車マーク」をタップします。【2】②「トーク」をタップします。【3】③「自動送信」をオンにしましょう

どうしてもLINEが送信できないときは?

どうしてもLINEが送信できない場合、カスタマーセンターに問い合わせるか、LINEやキャリアの障害情報をチェックしましょう。

LINEのカスタマーセンターへの問い合わせ方法

【1】ホーム画面右上の①「歯車マーク」をタップします。【2】②「ヘルプセンター」をタップします。【3】③「お問い合わせ」をタップします

【4】④「返信用メールアドレス」を入力したら、⑤「サービス」から問い合わせる内容を選択し、「カテゴリ」「詳細」も同様に選択します【5】たとえば今回のように「LINEが送信できない」ことについて問い合わせる場合、サービスは⑥「LINE」【6】カテゴリは⑦「トーク」

【7】詳細は⑧「メッセージの送受信に関する問題」を選択します【8】その後は質問内容に沿って回答していき【9】問題発生画面のスクリーンショットを添付したら、⑩「送信」をタップします。問い合わせが完了すると、LINEと登録したメールアドレスに受付完了の通知がくるので、回答が届くまで待ちましょう

LINEや通信キャリアの障害情報も要チェック

LINEおよび使用している通信キャリアに障害が発生していると送信できません。公式サイトなどで障害が発生していないかチェックしてみましょう。

LINEでメッセージ/動画が送信できない原因についてよくある質問

LINEでメッセージ/動画が送信できない原因について、よくある質問をまとめました。

相手がブロックや受信拒否しているとLINEは送れない?

相手が自分をブロック・受信拒否している場合も、LINEでメッセージや動画の送信自体は可能です。それが相手に届くことはありませんが、送信者側の画面では通常どおりメッセージを送信したように表示されます。メッセージ横に「矢印」や「渦巻」のアイコンが出たとしても、ブロックではなく通信環境やLINEのバージョンなどが原因です。

LINEに文字数制限はある?

LINEには1万文字の文字数制限があります。入力欄に入力できる文字数は最大1万文字で、それ以降は入力ができない仕組みです。ただし現実的には1万文字も入力することは稀なので、気にする必要はないでしょう。

LINEで送信できない動画形式はある?

基本的にはどの動画形式でも送信自体は可能です。ただし「mp4」や「mov」以外の、「flv」「avi」「wmv」「mkv」などの形式は、スマホ側で開けないケースがあります。iPhoneで撮影した動画はmov形式、Androidの場合はmp4形式で保存されることが多いので、動画はできるだけmp4かmovで送ることをおすすめします。

LINEで送信できる動画のファイルサイズに上限はある?

LINEでは動画容量の制限はないため、5分以内であれば基本的にはサイズに関係なく送信できます。ただしLINEで動画を送信すると自動的に圧縮されるため、非圧縮で動画を送りたい場合はLINE以外の方法で送信しましょう。

非圧縮の状態で動画を送りたい場合はどうしたらいい?

高画質な動画を非圧縮で送りたい場合は、LINEではなく下記3つの方法がおすすめです。

・クラウドストレージ
・Dropbox
・Send Anywhere

iCloud・Google Cloud・Dropboxなどのクラウドストレージを使うと簡単です。クラウドストレージに動画をアップロードしてURLを相手と共有すると、相手に動画をダウンロードしてもらえます。PCとクラウドストレージのフォルダを同期させると、その都度アップロードする必要もないためさらに便利です。

「Send Anywhere」はオンラインのファイル転送サービスです。動画をSend Anywhereにアップロードしてから相手にURLやキーを知らせると、相手が動画をダウンロードできるようになります。

まとめ

LINEでメッセージや写真・動画が送信できない場合の対処法をご紹介しました。一時的な通信環境の不具合が問題の場合は再送を試すとすぐに送信が可能。それでも送信できない場合は、ご紹介したチャート図に従ってひとつずつ確認を行い、原因を特定して対処しましょう。

オトナライフ編集部
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