XやInstagram、FacebookなどさまざまなSNSがありますが、「BeReal」というSNSアプリがZ世代の間で流行っているようです。その魅力や利用頻度などについて調査が行われていたので、結果を見ていきましょう。
Z世代に人気の“映えない“アプリ「BeReal」
BeRealは、2020年にフランスで発表されたSNSアプリです。Instagramのように写真を投稿するのですが、アプリ側から1日1回ランダムな時間に通知が来て、2分以内に写真を撮影して投稿するシステムになっていて、加工したり盛ったりできません。結果として、投稿者の今がリアルに伝わる画像となり、“映えないSNS”としてZ世代にウケているようです。
そんなBeRealの利用率や魅力について、株式会社Utakataが10代~50代の男女224名を対象にインターネット調査を実施しました。
まずは、「BeRealのアプリをインストールしていますか?」と質問。すると、「している」が8.0%、「していない」が46.4%、「BeRealが何かわからない」が46%という結果に。全年齢が対象となると認知率は約半数で、アプリを利用している人も10%に満たないことがわかりました。
しかし、10代~20代に対象を絞ると5人に1人はインストールしており、Z世代をはじめとした若者を中心に利用されているアプリであることがわかっています。
BeRealユーザーの約4割が「毎日」アプリを開くと回答
次に、BeRealをインストールしていると回答した人を対象に、「BeRealを平均週何日間開きますか?」と尋ねると、「毎日」が38.9%、「1日以下」が33.3%、「1~2日」「2~3日」が11.1%、「5~6日」が5.6%という結果となりました。インストールしているユーザーの4割近くが毎日開くと回答しており、利用頻度が高い印象を受けます。
BeRealは、アプリから通知が来た際に2分以内に写真を撮影して投稿しないとほかのユーザーの投稿が見られないという仕組みになっていることから、1日1回の通知がくると必ず開いて操作する人が多いのかもしれません。
最大の魅力は「同じタイミングで他のユーザーが何をしているかわかる」こと
最後に、BeRealをインストールしていると回答した人を対象に、「BeRealの魅力を教えてください」と質問したところ、「同じタイミングで他のユーザーが何をしているかわかる」(6票)との回答が最多の割合に。次いで2位が「内側と外側カメラの両方で写真が撮れる」(4票)、3位が「通知がランダムで撮影に時間制限があるのが面白い」(3票)、4位が「最新情報が手に入りやすい」(2票)、5位が「無加工画像をアップする点が新しい」(1票)となっています。
全年代での利用率は低いものの、Z世代の5人に1人は利用しているというBeReal。投稿者の“今”をリアルに伝えられるのが最大の魅力ではありますが、写真を加工する時間がない分、慌ててアップしたせいで個人情報がわかるものが写りこんでしまうといった失敗も起こり得ます。
SNSが原因で思わぬ事件に巻き込まれることもあるため、時間制限があるとはいえ、写真をアップするときには注意が必要です。安心安全に楽しくSNSと付き合っていきたいですね。
出典元:【Utakata】
※サムネイル画像(Image:Muhammad Alimaki / Shutterstock.com)