Z世代を中心に人気を集めているSNSであるビーリアル(BeReal.)。リアルな瞬間を共有するという「映えないアプリ」という特徴が注目されていますが、2023年にはこのビーリアルを活用した新しいマッチングアプリ「BeMatch.」が登場しました。
このアプリではビーリアルの写真を通じて新しい友だちを作ることができますが、リアルな日常を共有するという特性ゆえに、プライバシーや安全性に関するリスクに注意する必要があります。
そこでこの記事では、「BeMatch.」の特徴や利用方法、そしてそのリスクについてご紹介します。
そもそもビーリアルとは?
ビーリアルはフランスで誕生した新感覚のSNSアプリ。このSNSの特徴は、ユーザーが日常の瞬間をありのままに共有するという点。ユーザーは1日に1回、ランダムな時間にアプリから通知を受け取り、その時点での自分の状況を2分以内に撮影して投稿します。
そのため、写真を加工したり、投稿のタイミングを選んだりすることはできません。結果として、フィルターなしのリアルな瞬間を友人と共有することができ、Z世代を中心に大きな人気を集めています
ビーリアルを活用してマッチングを行う「BeMatch.」
「BeMatch.」はビーリアルのユーザー同士が新たな友だちを見つけるための交流アプリ。日本企業のONE株式会社が、ビーリアルを活用した新たなアプリとしてリリースしたものです。
ユーザーは、他のビーリアルユーザーの写真をスワイプして気に入った相手とマッチングすることができ、マッチした相手とはビーリアル上で交流が可能となります。
「BeMatch.」のリリースは2023年12月ですが、約半年後の2024年7月にはスワイプ数3.8億回、マッチ数600万回、1,000万通以上のメッセージを達成しています。
「BeMatch.」の登録方法とマッチングまでの流れ
「BeMatch.」の登録方法は以下の通り。
プロフィールとしてビーリアルで撮影した画像を登録するため、ビーリアルのアプリを開きましょう。
「BeMatch.」の新しさ
先述した通り、「BeMatch.」はリリース直後から爆発的な人気を誇り、リリース後2週間でApple Storeのランキングで4位となっています。
斬新だったのは「クラスの女子の投稿が見たい」といったリアルの友人同士の繋がりがメインだったビーリアルに「横の繋がり」を持ち込んだこと。リアルでは知らないビーリアルユーザー同士が繋がるという発想が新しいものでした。
一方、リスクとして考えられるのは、対象年齢が「4歳以上」という点。「BeMatch.」は恋愛に特化したアプリと謳っているわけではないものの、少なくない人数が恋愛を目的としたアプリとして「BeMatch.」を使っているのも事実。
基本的にマッチングアプリの年齢対象は18歳以上ですが、「BeMatch.」はほとんどの年齢で使えてしまうため、そこでトラブルの元になってしまう可能性は否めません。
※サムネイル画像は(Image:「BeMatch.」より引用)