関東大震災や南海トラフ巨大地震、ゲリラ豪雨など、現在の日本ではいつ大災害に見舞われるかわかりません。そこで今回は、大災害時に役立つ「LINE」のお役立ちワザを紹介しましょう。そもそも2011年6月に誕生したLINEは、東日本大震災で連絡が取りづらかった教訓をもとに開発されたアプリ。ネット回線さえつながれば、緊急時に大切な人との連絡が取りやすくなりますよ!
【1】「ステータスメッセージ」で近況を知らせる
LINEには、「ステータスメッセージ」という機能があるのをご存じでしょうか? これは、名前の横に短いメッセージを表示させる機能で、普段は「〇〇にハマってます!」といった近況を表示するのに利用されています。
しかし、災害時には「自分は無事です」や「〇〇避難所にいます」といったメッセージを表示することができるんですね。これなら、災害時に自分の状況を伝えることができるので、友だちや家族が気づいてくれるかもしれません。
「ステータスメッセージ」を入力する手順
【2】「LINE安否確認」で自分のアイコンに安否を表示する
LINEでは、震度6以上の大地震などが発生した場合に備えて「LINE安否確認」という機能が用意されています。この機能が発動すると、ホーム画面に赤い枠で災害内容が表示され、「安否を報告」と「詳細を見る」が選択できるようになるそうです。
「詳細を見る」を選ぶと、その大災害に特化したニュースの一覧をチェックすることが可能。「安否を報告」を選ぶと「安否の状況を教えて下さい」と表示され、「無事」か「被害あり」を選んで告知することができるのです。それと同時に、「避難場所にいます」といった簡単なコメントを選択することもできるのが便利です。
この設定が完了すると、自分の画像アイコンの下に「無事」か「被害あり」の文字が表示されるので、家族や友だちに安否を伝えることができるんですね。万一に備えて、LINEにこのような機能があることは覚えておきましょう。
「LINE安否確認」で安否を知らせる手順
【3】自宅や会社のある地域で「防災速報」をLINEで受け取る
LINEに自分の住んでいる地域を登録すると、その地域の「防災速報」をトークで受け取ることができます。
防災速報を受け取るには、まず検索バーに「LINEスマート通知」などと入力して検索し、「LINEスマート通知」を友だち登録する必要があります。次に、「LINEスマート通知」のトーク画面を開き、画面下部の「スマート通知設定」を選びましょう。あとは「防災速報」をタップしたら、「防災速報の通知を受け取る」のスイッチをオンにして、地域をセットすればOKです。
情報を受け取る地域は3つ選べるので、自宅、会社、実家などを設定しておけばいいでしょう。