人間、いつどこでその人生に幕を下ろすかはわからない。突発的な事故や天災は防ぎようがないからだ。もし自分が予期せぬ形で死んでしまった場合、それまで管理していたツイッターのアカウントはどうなるのだろうか?生前にできる対策も合わせて紹介していく。
死んだ人のアカウントを削除する場合は遺産管理人または家族の依頼が必要
まず、死んだ人のアカウントは何らかの手続きがない限り、基本的にそのまま変わらず放置される。
そのため、死んだ人のアカウンを削除する場合は「家族」もしくは「権限のある遺産管理人」による届出が必要になってくる。
※2019年11月にツイッター社が「6ヶ月以上ログインしていないアカウントは削除していく方針」を発表したが、ユーザーの猛反発にあい、現在は検討中となっているため、今後はどうなるかはわからない。
届出は「Twitterのプライバシーポリシーについてのお問い合わせ」というリンクにある「亡くなられた利用者や自身での対応が難しい利用者のアカウント削除」からおこなえる。
このフォームで入力する項目は以下の通りだ。
<報告対象アカウントの詳細>
・対象となるアカウント
・対象となるアカウントのユーザー名
・対象となるアカウントの所有者の氏名
・そのほかの追加情報(任意)
<報告者本人について>
・ユーザーとの関係
・氏名
・メールアドレス
まずは上記項目を入力し、送信してみよう。しばらくすると、ツイッターからより詳しい手順の記載されたメッセージが送られてくるはずだ。具体的には、報告者の身分証のコピーや故人の死亡証明書を求められることになるだろう。
(参考)「Twitterのプライバシーポリシーについてのお問い合わせ」は→こちら
自身が死んだ場合、管理しているアカウントについてどうするか生前に決めておこう
では、私たちが生前にできる対策はあるのだろか?
正直言って「自身が管理しているアカウントについて、自分が死んだらどうして欲しいか家族と話し合い決めておく」くらいしかない。
ただ、ツイッターは匿名性が特徴のSNSであるため、自身のアカウントを家族に知られたくない人も多いだろう。
そのため、実際には「管理しているユーザーが死んだ後ずっと使用されていないアカウントが大量に残る」という現在の状況がしばらく続くかと思われる。
また、今後そうしたアカウントに対してツイッター社が何らかの対策をこうじる可能性も十分にあるだろう。
一個人が管理しているWEBサービスのアカウントが複数にわたる現代において、こうした「本人が死亡した場合の手続き」はより重要性を増してくるだろう。特にそのアカウントが収益を生んでいる場合は尚更だ。
立つ鳥跡を濁さず、ではないができる対策は生前のうちにしておく方がいいだろう。