Twitterで「つぶやく」のはおじさんだけ? 若年層の利用目的は単なる◯◯だった!

男女問わず幅広い年齢層の人々が利用するTwitter。一人で複数個のアカウントを所有し、リアルな知り合いとつながる“本アカ”、愚痴や本音を吐き出す“裏アカ”、趣味が合うユーザーとつながる“趣味アカ”など使い分けている人も少なくない。Twitterの世界にどっぷりと浸かり、ツイートをすることが生活の一部になっているユーザーも数多く存在し、Twitterにハマっている人を指す「ツイッタラー」や、日常生活に支障をきたすレベルでTwitterに依存している人を指す「ツイ廃」という造語が定着しているほどだ。ふと思ったことをツイート=つぶやくことができるのが当初の特徴であったが、その利用用途は変化しつつある。とくにデジタルネイティブ世代であるZ世代の間では、変化が顕著に表れているようだ。

ヘビーユーザーの多さはYouTubeやInstagramより下?

(Image:Nopparat Khokthong / Shutterstock.com)

国内ユーザー数4,500万人(2018年10月時点)を誇るTwitter

今年3月にメトロアドエージェンシーが行った調査によると、東京在住のZ世代が所有しているSNSアカウントは、1位がLINE(94.2%)、ついで2位がTwitter(89.0%)続いてYouTube、Instagramと並ぶ結果となった。Z世代とは、1996年以降に生まれた若者のことであり、生まれた時からインターネットが普及していた世代だ。日々の生活の中で自然とインターネットに触れてきた若者にとっても、Twitterは必需的なSNSのようだ。

一方で、「毎日利用する」というユーザーの割合に関しては1位がLINE、2位がYouTube、3位がInstagram、4位がTwitterと抜かれてしまっている。若者の間では「一応アカウントは持ってるけどそこまで頻繁には使わない」というユーザーが多く、ヘビーユーザーが少ないことが見て取れる。ではこういった若者は何を目的にTwitterのアカウントを持っているのだろうか。

Z世代のTwitter利用目的は「情報収集」…つぶやいているのはおじさんだけ?

(Image:AlesiaKan / Shutterstock.com)

若者はTwitterにコミュニケーションを求めていない?

SNSごとの利用目的に関する調査で興味深い結果が出ていた。Twitterは「趣味に関する情報収集・交流」「検索・トレンドリサーチ」のスコアがSNSの中で最も高く、「知人・友人の近況を知る」のスコアはFacebookよりも低い4位であった。

すなわち、若者は必要な情報にアクセスするための検索ツールとしてTwitterのアカウントを所持しており、そこにユーザー同士のコミュニケーションを求めている人はそれほど多くないということ。となると、現在ツイートをしまくっているのは、Z世代より上……少なくとも若者ではないのかもしれない。もう少し時が進めば、Twitterで頻繁につぶやいている人は“おじさん認定”なんてこともあるのだろうか。“中高年ばかりのSNS”といえば日本国内ではFacebookの名が挙がることが多いが、そこにいつかTwitterが加わる可能性もありそうだ。

あっという間に変わりゆくSNS事情。若者の会話が理解できる程度にはついていきたいものだ。

参照元:最もよく使われているSNSは?東京在住のZ世代に聞いたSNSの利用実態調査【メトロアドエージェンシー

※サムネイル画像(Image:Nopparat Khokthong / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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