ツイッター、本物であることの証?「青バッジ」申請再開で企業アカウントの申込殺到中!

ツイッターの認証バッジ申請停止からはや4年。ようやく申請受付が再開する。もともとは影響力の高い著名人やブランドなどのアカウントに、“本物”であることを示すためについていた、「青バッジ」とも呼ばれる認証バッジだが、いつしかユーザーから「ツイッターが支持するアカウント」であることや、高いステータスを示す印であるとみなされるようになった。その後、アメリカで差別主義者などのアカウントが認証されたことで炎上し、認証プログラムを停止していた。

今回の申請再開のニュースを受け、各企業の公式アカウントが一斉に申請している模様だ。青バッジ申請のメリットや、認証を得る基準などを紹介しよう。

信頼性、著名性など認証条件を満たせば誰でも青バッジ対象

(Image:FellowNeko / Shutterstock.com)

「なりすまし」が問題視されているツイッター。これで被害が減るといいが…

 今回の申請再開により、バッジ付与の対象となるのは「政府機関」「企業、ブランド、組織」「報道機関、ジャーナリスト」「エンターテイメント」「スポーツ、ゲーム」「活動家、主催者、その他の有識者」といったカテゴリの人だという。
 このカテゴリのいずれかに該当すれば、個人でも団体でも認証対象となるが、今後、科学者や研究者、宗教指導者などのカテゴリを追加予定としている。また、カテゴリ条件を満たすほかに、プロフィール名やプロフィール画像、確認済みメールアドレス、電話番号が登録されている「完全なアカウント」であることが必要で、過去6カ月以内にログインしている「アクティブアカウント」でツイッタールールを順守していることも必須条件。今後数週間ですべてのツイッターユーザーが「設定とプライバシー」タブから直接申請ができるようになり、申請後1~4週間で審査結果がメールで通知され、承認されると自動的に青バッジがつくという。申請が却下された場合は、返信を受け取ってから30日以内であれば再申請できる。また今回の申請再開に伴って、アクティブでないアカウントなど新ルールを満たしていないアカウントからは認証バッジを順次はく奪するとのこと。

総務省の調査によると、ツイッター利用者の76.5%が匿名と他SNSに比べて高め

 昨年1月には、認証プログラム再開に向けた新たなルールについての意見を募集するなど、慎重に、しかし着実に事を進めていたツイッター。今回の申請再開のニュースで、各企業の公式アカウントが「青バッジ申請したい」とつぶやいている。企業などのアカウントで認証を受けるためには以下3つの条件のうち2つを満たす必要もある。

1. Googleトレンド、公開株式取引、信頼できるWikipedia記事、データベースなど、一般的な認知度が反映された情報においてプレゼンスが確認できる
2.応募日から6か月以内に、Twitterが定める条件に該当する報道機関によって取り上げられたことを示す参考資料が3件以上ある
3.フォロワー数が、当該アカウントの地域におけるアクティブアカウントの上位0.05%以内に入る

 青バッジがつくようになれば、個人情報を聞き出そうとする「なりすましアカウント」による被害や、自社ブランドのイメージダウンになる被害も減っていくだろう。
 また、今回は個人で申請する場合、「影響力があること」が大前提。だが、過去には「ユーザーが本人であることを証明できれば、有名人でなくても認証済みアカウントとしてバッジを表示できるようにする」との発表もあり、著名の有無に関わらず全ユーザーにバッジがつくようになる可能性も。何はともあれ、「なりすましアカウント」撲滅のためにも、企業アカウントを運用する方々は申請をオススメする。

参考元:Twitter、青バッジ申請を再開 申請は誰でも可能に【ITmedia NEWS

※サムネイル画像(Image:twitter.com

オトナライフ編集部
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