面白いツイートや共感度の高いツイートを見て、「このツイート主はどんな人なんだろう……」と想像したことはないだろうか。自分と同じ趣味を持つ人のツイートを見て、「この人と一緒にいたら楽しそうだな」と思うことはないだろうか。リアルな知り合い以外のアカウントをフォローする場合は、趣味もしくは価値観に共感してフォローするケースが多いため、おのずと“中の人”にときめいてしまう人も少なくないはずだ。
そんなTwitter上のときめきを活かしたサービスとして誕生したのが「Ring」である。Ringは、ツイートへの共感度でマッチングする婚活支援サービス。年収や容姿といった条件で相手を選ぶのではなく、趣味に重きを置いて、価値観が合う人たちを巡り合わせるためのマッチングアプリだという。今回は、このRingについて使い方や利用料金を詳しく解説していく。
オタク趣味を持つ人向けのマッチングサービス「Ring」。使い方・利用料金は?
株式会社サイバードが5月21日にトライアル版をリリースしたRingは、ゲーム・アニメ・漫画といったオタク趣味を持つ人や、オタク趣味を容認できる人をマッチングさせるための婚活支援サービスだ。一般的なマッチングアプリは、プロフィールを見てから相手に「いいね」を送り、相手からも「いいね」が送られてきたらマッチングしてメッセージ開始という流れだが、Ringはここが大きく違う。
Ringの場合は、まずはじめにTwitterのつぶやき(ツイート)を見ることができ、そのツイートに共感したらプロフィール閲覧リクエストを送信する。その後運営からプロフィールページのURLが送られてくることで、はじめて相手のプロフィールを見ることができるという流れだ。つまり年収や容姿といった色眼鏡をかけることなく、純粋に価値観が合いそうな人とマッチできる仕組みになっている。
利用料金は、トライアル版なので無料。トライアル期間は2021年9月末頃までを想定しているが、人気が出たら有料プラン誘導のため早期に終了する可能性もありそうだ。
コロナ禍でさらに勢いを増すマッチングアプリ業界だが、アプリの数が増えすぎて飽和状態にあるのも確か。一応アプリごとにコンセプトが提示されているものの、蓋を開けてみると中身はほとんど同じで、プロフィール写真と自己紹介といった内容が大半だ。「見た目が好み」「収入が高い」などの条件で相手を探すには良い仕組みだが、「気が合う」かどうかは、メッセージを重ねてみないと分からないのが難点だった。
しかしRingなら、最初に相手のツイートを見られるため、ある程度の価値観や考え方がわかる。プロフィール欄に「アニメが好きです」と書いてあるよりも、「このキャラクターのここがたまらなくかっこよくてついに○○を購入した」というツイートの方が作品への温度感が分かるし、安心して共感できるのはRingの大きな強みである。
また、「オタク趣味を隠して婚活しているけど、これを理解してくれる人がいたらどんなに幸せだろう」というジレンマに陥っている婚活男子・女子もいるだろう。そういった人たちが自分に嘘をつかずに利用できるRingは、マッチングアプリ業界に新たな風を吹かせてくれるのではないだろうか。
出典元:Twitterに”共感“してからマッチング!婚活サービス「Ring」トライアル版サービス開始&参加者募集【株式会社サイバード】
※サムネイル画像(Image:ring-marriage.jp)