読者の方々は現在のネットの流行をどこまで把握できているだろうか。各種SNSが若年層を中心に流行を作り上げる場となり、私たち30代には想像もつかない進化を遂げている事例も少なくない。そんな若者文化の発信源のひとつ・インスタグラムで、最近“とある行動”がブームとなってきているらしい。
今回は、いまインスタで最も使われている機能を知って、流行を知らずに“おじさん”扱いされるのを防ぐための知識をお伝えしていきたい。
いまインスタで一番人気の機能は発見タブに決定!
現在の文化の発信拠点のひとつであるインスタは、まさに若年層のSNSだ。総務省の発表する「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」のデータでもインスタは10代・20代でおよそ70%という他の年代を圧倒する利用率を誇っている。
100社以上のインスタグラム運用を支援する株式会社 SAKIYOMIは8月25日、インスタユーザーを対象としたアンケート調査の結果を公開。「インスタグラムを1日に開く回数」では「9回以上」が58.1%と最多数を占め、5回以上という回答が全体の85%超に。ヘビーユーザーの多さを伺わせる結果と言えるだろう。
「インスタグラムで一番使う機能」では、第4位が「アカウント検索」で8.3%、3位が「ハッシュタグ」が18.1%、2位には「ホーム」が36.2%となった。そして堂々の第1位は、「発見タブ」(37.4%)だ。3位のハッシュタグと合わせて、情報収集に長けた機能をよく使っているユーザーが全体の55%以上を占めていることが判明したのだった。
タブる・タグる、あなたは聞いたことはある?
そんな発見タブ・ハッシュタグを利用することを、近年ユーザーの間では「タブる」「タグる」と表現する。筆者世代が知っている範囲でも「グーグルでネット検索すること=ググる」という表現が定着したが、タブる・タグるも今後ググると同程度に世間で知名度を広げるのかと思うと、使い分けや聞き分けができるかが不安だ。タブる・タグるなんて音も字面も似ているじゃないか…。
ちなみに同調査では発見タブやハッシュタグを、主にどのような場面で利用しているのかも調査している。それによると、発見タブでは「暇なとき」が51.7%でトップ、ハッシュタグでは「特定の何かの情報を得たいとき」が49.8%で最も多かった。たしかにハッシュタグは「何かについての情報を発信したい」ときに使うもの。特定の情報に絞ったうええで閲覧ができるのは非常に便利だろう。
一方で発見タブは、インスタ側が独自のアルゴリズムでユーザーの傾向を分析し、おすすめのものを表示してくれる。とくに何も考えずに暇つぶしで眺めているだけで新たな発見があるのかもしれない。 まだ使ったことのない人は、一度触ってみてはいかがだろう。
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※サムネイル画像(Image:Joao Serafim / Shutterstock.com)