「LINE公式アカウント」の料金プランは? 運用費用も解説!

LINE公式アカウントを運用するためには月額料金プランを選択する必要がある。LINE公式アカウントには無料プランと2種類の有料プランがあるが、機能面でどのような違いがあるのだろうか。この記事では、LINE公式アカウントの料金プランについて詳しく解説する。

「LINE公式アカウント」の月額料金プランは?

(Image:linebiz.com)

今や国内のLINEユーザーは人口の6割を超えている。企業や店舗がプロモーションを行うのに、LINEの活用はぜひ考えるべきものだ。企業や店舗などがビジネス目的でLINEを活用する為のサービスとして、LINEにはLINE公式アカウントというものが用意されている。

LINE公式アカウントでは、通常のトークのようにユーザーとメッセージをやり取りできる機能の他に、宣伝に活用できるさまざまな機能が用意されている。しかし、規模の小さな店舗や個人事業主の多くが、LINE公式アカウントの料金が気になって、活用に踏み出せていないところもある。

LINE公式アカウントには3つの月額料金プランが用意されているが、それぞれどのくらいの料金がかかるのだろうか。この記事では、LINE公式アカウントを運用する上で必要な月額料金の詳細について詳しく解説する。

まずは、LINE公式アカウントの3つの料金ラプンの詳細について見ていこう。

・フリープラン

まず、LINE公式アカウントの運用をお試しで始めてみたいということなら、完全無料で始められるフリープランがおすすめだ。フリープランの料金体系は、初期費用無料、月額利用料金無料である。

料金無料と言っても、利用できる機能は有料プランとほぼ同等の機能が利用できる。小規模な店舗や事業所、個人事業主でも登録できるので、LINE公式アカウントに興味があるのであれば、とりあえずアカウントだけ作成してみるのもおすすめだ。

月額料金無料のフリープランで利用できる基本的な機能は有料プランと変わらない。

LINE公式アカウントのリッチメニューやリッチメッセージの機能は以前は有料プランでなければ利用できなかった。しかし、現在は無料プランでも利用できる。メッセージ配信の上限数以外の機能面での制限は、無料プランではほとんどないと言っていいだろう。

メッセージ配信数の上限に達した場合には、無料プランではメッセージの追加はできない点にだけ注意が必要だ。

・ライトプラン

LINE公式アカウントの2つの有料プランの安い方がライトプランである。月額料金は月額5,000円で、利用できる基本的な機能は無料プランとほぼ同じだ。機能面での違いがあるとしたら、メッセージの送信数の上限が15,000通までと15倍に引き上げられている点と、メッセージ送信数が上限に達した場合には、1通あたり5円で追加送信が可能な点である。

もしも無料プランを利用していても、1ヶ月あたり1,001通以上のメッセージ送信が必要であれば、有料のライトプランに切り替えなければいけない。

・スタンダードプラン

LINE公式アカウントのもう一つの有料プランがスタンダードプランである。有料プランのスタンダードプランは月額15,000円である。利用できる基本的な機能は、フリープランやライトプランと違いはないが、メッセージの送信数の上限が1ヶ月あたり45,000通と、ライトプランの3倍に引き上げられる。

また、メッセージの追加送信が必要な場合には、1通あたり最大3円で追加できる。メッセージの追加料金は、送信するメッセージ数などの要素によって変動して、最大で1通3円までとなる。大量のメッセージを追加送信する場合には、送信数によってはライトプランよりも安くなる可能性がある。

「LINE公式アカウント」の無料/有料の機能の違いは?

(Image:linebiz.com)

LINE公式アカウントの無料プランと月額費用がかかる有料プランとの機能の違いは具体的にどのような点に違いがあるのだろうか。LINE公式アカウントでは、無料プランと有料プランで使える機能の種類に違いはない。

以前は、有料プランでしか利用できない一部の機能があったが、現在はほとんどの機能が無料でも使える。

それでは、どのような点に違いがあるのかというと、メッセージの送信数に違いがある。無料のフリープランは1ヶ月に1,000通まででメッセージ数の追加はできない。有料プランのライトプランは1ヶ月に15,000通まで、スタンダードプランは45,000通まで送信できて、メッセージ数の追加も可能だ。

メッセージの送信数とは、LINE公式アカウントで利用できるメッセージ配信機能とメッセージAPIを使って送信するメッセージをカウントした数である。メッセージの送信数の数え方は、例えば200人のユーザーに一度にメッセージを1回送ったら200通送ったことになる。1ヶ月に1,000通が上限のフリープランなら200人のユーザーに1ヶ月に5回までメッセージを送ることができるということだ。

料金プランのメッセージ送信数にカウントされないメッセージもある。メッセージ送信数に含まれないメッセージは次のメッセージだ。

●LINEチャットの送受信
●応答メッセージ
●AI応答メッセージ
●あいさつメッセージ
●Messaging APIの「Reply API」

上記のメッセージはメッセージ送信数にカウントされないので、これらを合わせて1,000通になってしまってもフリープランでも問題はない。

LINE公式アカウントを運用する上で、実際のどのような料金がどのくらいかかるのか、運用費用が気になるところだろう。LINE公式アカウントを運用する上で必要になる費用の詳細について詳しく見ていこう。

【費用①】アカウント基本料金

まずLINE公式アカウントを運用する上で必要な費用はアカウント基本料金である。これは、フリープラン、ライトプラン、スタンダードプランで選択した利用料金のことである。有料のプランを選択した場合には、選択した料金プランにかかる月額利用料金が運用費用として必要になる。

無料プランでも、有料プランでも、アカウント基本料金に含まれる機能は次のとおりである。

【費用②】メッセージ追加料金

次に必要になる費用は、メッセージ追加料金の費用である。ライトプランなら1ヶ月に15,000通、スタンダードプランなら1ヶ月に45,000通を1通でも超えるメッセージを送信ししてしまうと、追加料金が発生するので注意が必要だ。

ライトプランとスタンダードプランの月額費用の違いは月額3万円である。ライトプランの追加料金1通5円で6,000通のメッセージを送信すると3万円になる。6,000通を超える追加メッセージをライトプランで送信する場合には、スタンダードプランに変更したほうがいいだろう。

LINE公式アカウントの料金プランは利用最低期間が定められておらず、1ヶ月毎の変更も可能である。販促のためのキャンペーンを大々的に展開する予定の月など、メッセージ送信数を大幅に増やしたい月だけスタンダードプランに変更して、通常の月はライトプランで運用する、という柔軟な運用方法も可能なので、その時の状況に合わせた料金プランの選択をしよう。

なお、メッセージ追加料金はライトプランは一律1通に付き5円だが、スタンダードプランは最大3円となっている。送信するメッセージ数が多くなればなるほど、1通あたりの単価が安くなるように設定されている。

【費用③】オプション料金

LINE公式アカウントを運用する上では、基本機能だけでは十分ではないという場合もある。基本機能以外の機能として別料金のオプションも用意されている。別費用で利用できるオプションは次のとおりだ。

【費用④】パートナー料金

もしもLINE公式アカウントの設置や運用を外部委託するのであれば、LINE公式アカウントのパートナー企業へ支払う料金も必要になる。

LINE公式アカウントを設置して、あいさつメッセージや自動応答メッセージ、リッチメニューやクーポンなどを設定したりするのは、パソコン操作などに相当詳しいスタッフがいないと難しいものである。

LINE公式アカウントでは、LINE公式アカウントを活用した集客についてのノウハウを販売できるLINEセールスパートナーと、LINE公式アカウントを運用する上での技術的な支援ができるLINEテクノロジーパートナーと提携している。

LINE公式アカウントを運用する上で、自社内だけの運用が難しく、アカウントの設置や運用を代理で行ってもらったり、技術的なアドバイスをもらったりしたい場合には、LINEが認定したLINE公式アカウントのパートナー企業に依頼することになる。

パートナーに運用やアドバイスを依頼した場合には、その費用が必要になる。パートナーに支払う費用は、パートナーとなる企業によって違いがいある。また、どのようなサポートが提供されるのかも企業によって大きく異なる。パートナー企業を選ぶ際には、必ず複数の企業から見積もりを取って、自社に必要なサポートを受けられる企業を選ぶようにしよう。

※サムネイル画像(Image:linebiz.com)

オトナライフ編集部
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