LINE通話・電話の通信量(ギガ)はどれくらい? 節約方法はある?

家族や友人と電話/通話する際は、電話アプリではなくLINE(ライン)で電話/通話する人がほとんどだろう。しかし、LINE(ライン)で電話/通話すると通信量(ギガ)がかかる。そこで今回は、LINE(ライン)電話/通話の通信量(ギガ)や節約方法について解説していく。

【LINE】電話/通話のデータ通信量(ギガ)は?

(Image:guide.line.me)

コミュニケーションツールとして広く定着しているLINEアプリ。そして、電話/通話をする際は、スマホに標準装備してある電話アプリで電話/通話をする人もいるかもしれないが、ほとんどの人がLINE(ライン)で電話/通話をしているだろう。

LINE(ライン)は、通話料金から考えても、無料で電話/通話できるため利用している人が多い。しかし、LINE(ライン)で電話/通話すると、通話料金はかからないがデータ通信量(ギガ)がかかる。そこでここでは、LINE(ライン)で電話/通話したときのデータ通信量(ギガ)について解説していく。

・ 無料通話の場合

LINE(ライン)で無料通話した場合のデータ通信量(ギガ)は、以下の通りになっている。

LINEの無料通話の時間 LINEのデータ通信量
無料通話1分 0.3MB
無料通話10分 3MB
無料通話30分 9MB
無料通話1時間 18MB

このように、LINE(ライン)で無料通話した場合のデータ通信量は、それほど多くはない。よって、データ通信量を気にすることなくLINEで無料通話が楽しめる。

・ビデオ通話の場合
 
LINE(ライン)でビデオ通話した場合のデータ通信量は、以下の通りになっている。

LINEのビデオ通話の時間 LINEのデータ通信量
ビデオ通話1分 5.1MB
ビデオ通話10分 51MB
ビデオ通話30分 153MB
ビデオ通話1時間 307MB

無料通話に比べると、LINEのビデオ通話にかかるデータ通信量はやや多くなっている。しかし、YouTubeで動画を再生した場合、1時間視聴するだけで1GBのデータ通信量がかかるため、それに比べるとLINEのビデオ通話にかかるデータ通信量はそれほど多くはない。

【LINE】無料通話と電話アプリの違いは?

(Image:Framesira / Shutterstock.com)

スマホで通話するには、LINEアプリで無料通話するか、スマホに標準装備されている電話アプリを利用するかどちらかになる。しかし、両者には違いがある。それは、まず電話アプリとは、電話回線を利用した通話手段になっている。そのため、通話の発信者側にだけ通話料金が発生する仕組みになっている。この場合、着信者側に通話料金は一切かからない。

それに対して、LINEアプリの無料通話は、電話回線ではなくインターネット回線を利用した通話になっている。このことにより、LINEアプリで通話すると契約しているデータ通信量を消費することになる。

また、インターネット回線を利用しているため、発信者・着信者両方にデータ通信量がかかる。よって、LINEトークをした場合、発信者・着信者どちらにも同じだけのデータ通信量が発生するということになる。LINEアプリで無料通話をした場合、電話回線とは違って着信者側にもデータ通信量がかかってしまう点に注意するようにしよう。

【LINE】1GBのデータ通信量で通話できる時間は?

1GBのデータ通信量があれば、LINEの無料通話とビデオ通話はどれくらいの時間利用できるのだろうか。そこでここでは、1GBのデータ通信量で利用できるLINE通話の時間について解説していく。

まず1GBとは、1000MBのことである。そして、LINEの無料通話であれば1GBのデータ通信量で利用できる時間は、約55時間程度。よって、1ヶ月あたり1GBあれば毎日2時間LINEの無料通話ができる計算になるため、充分LINEの無料通話を楽しめる。

また、1GBのデータ通信量でLINEのビデオ通話できる時間は、約3時間程度。よって、1ヶ月あたり1GBで毎日6分程度のビデオ通話ができることになる。LINEの無料通話よりビデオ通話を多く利用する人にとっては、6分という時間は少し物足りないかもしれない。

LINEの無料通話に比べるとビデオ通話はデータ通信量を多く消費するので、1GBはすぐになくなってしまうので注意するようにしよう。

【LINE】LINE OutやLINEトークのデータ通信量(ギガ)は?

LINEには、無料通話やビデオ通話以外にも、LINE Out・LINEトークといった機能が備わっている。そこでここでは、LINE OutやLINEトークのデータ通信量について解説していく。

まず、LINE OutとはLINEを利用していない相手に通話する際に利用する機能のことだ。多くの人がLINEを利用しているが、LINEを利用していない人もいる。そして、LINEを利用していない相手にLINEアプリから通話できるIP電話がLINE Outなのだ。

LINE Outは、コールクレジットというLINE Outの課金をすることで利用できるようになっている。また、LINE Out Freeという広告を再生することで無料通話できるものもある。そして、LINE Outの料金は以下の通りになっている。

LINE Outからの発信先 LINE Outの通話料金
固定電話 1分あたり3円
携帯電話 1分あたり14円

このように、LINE Outの通話料金はそれほど高くはない。よって、1000円あれば固定電話であれば約333分・携帯電話であれば約71分通話できる計算になる。また、広告を再生して無料通話できるLINE Out Freeの料金は以下の通りになっている。

LINE Out Freeからの発信先 LINE Out Freeの無料通話時間
固定電話 1回あたり3分
携帯電話 1回あたり1分

次に、LINEトークのデータ通信量について解説していく。LINEトークは、LINEの機能の中でも一番利用頻度が高い機能だ。そして、このLINEトークにもデータ通信量はかかる。LINEトークにかかるデータ通信量は、1回あたり2KB程度になっている。よって、1GBあれば約50万回、LINEトークを送ることができる計算になる。このことにより、1ヶ月あたり1GBあれば、充分LINEトークを楽しむことができるだろう。

【LINE】データ通信量を節約する方法

LINEの無料通話やLINE Out・LINEトークは、すべてデータ通信量がかかる。そして、毎月のデータ通信量には制限があるため、契約しているデータ容量を超えると低速になってしまう。このことから、なるべくデータ通信量は抑えたいと思う人は多いだろう。そこでここでは、LINEのデータ通信量を節約する方法について解説していく。

【方法①】Wi-Fi接続で利用する

LINEのデータ通信量を節約する方法①は、Wi-Fi接続で利用することだ。スマホをモバイル通信ではなく、Wi-Fi接続すればデータ通信量を気にすることなく利用できる。よって、Wi-Fi接続は、LINEの無料通話やLINE Out・LINEトークをどれだけ使っても、データ通信量はかからないのだ。では、そもそもWi-Fiとは一体何だろうか。

Wi-Fiとは、自宅などに届いているインターネット回線を専用の機器を利用して、無線で飛ばした電波のことである。そして、無線で飛ばした電波に接続することで、無制限に通信が可能になるのだ。自宅などに届いているインターネット回線をWi-Fiにするには、無線LANなどの専用の機器が必要になる。この専用の機器を経由することで、Wi-Fiになりスマホやパソコンがワイヤレス接続できるのだ。

Wi-Fiはその場所を離れてしまうと利用できなくなってしまう。なぜなら、Wi-Fiが利用できる専用の機器は、遠くまで電波を飛ばすことができないからだ。よって、自宅なら自宅の中だけでWi-Fiが利用でき、会社であれば会社の中だけでWi-Fiが利用できるということだ。

同じWi-Fiといっても、それぞれが異なるインターネット回線を利用してWi-Fi接続している。また、電波は遠くまで飛ばせないこともあり、その場所でのみ利用可能になっている。そして、Wi-Fiにはパスワードが必要なものと、必要ないものがある。

まずパスワードが必要なものは、パスワードを入力してからWi-Fi接続できるものだ。このパスワードはセキュリティレベルが高いため、安全に利用できるWi-Fiと言える。基本的にパスワードを入力しないとWi-Fi接続できないため、他人が勝手に利用することはできない。よって、誰かが個人情報を抜き取ろうと思っても、パスワードが必要なためできないのだ。

また、パスワードが必要ないものは、Free Wi-Fiといって誰でも無料で利用できるWi-Fiになっている。このFree Wi-Fiを利用することで、外出先でもWi-Fi接続ができる。ただし、Free Wi-Fiはパスワード入力がないため、セキュリティレベルが低く、不特定多数の人が利用している。そのため、Free Wi-Fiに接続しているときに、個人情報が抜き取られる可能性は充分にある。よって、Free Wi-Fiを利用するときは十分注意するようにしよう。

そしてそんな便利なWi-Fiだが、なぜ無制限に利用できるのだろうか。それは、自宅などで契約しているインターネット回線は、電話回線とともに、電線から供給されているためだ。電線はいたるところにあり、安定してインターネット回線を供給できるようになっているため、データ通信量に制限がない。

それに対して、スマホのデータ通信量には制限がある。それはどうしてだろうか。ソフトバンクなどの携帯電話会社はスマホへ電波を供給するために、電波塔を各場所に設置している。そして、スマホでデータを利用する人が多ければ多いほど、電波の供給量が増えるため、設置する電波塔の数も増やす必要がある。

しかし、電波塔を設置するにはかなりのコストがかかってしまい、簡単に増やすことはできない。もし、データ通信量を無制限にしてしまうと供給量が追い付かずパンクし、すべての端末に電波を届けることができなくなってしまうことになる。このことにより、設置している電波塔で安定して電波を供給するために、データ通信量に制限を設けているのだ。

【方法②】LINEMOを利用する

LINEのデータ通信量を節約する方法②は、LINEMO(ラインモ)を利用することだ。LINEMOとは、ソフトバンクとLINEが提供しているスマホの通信サービスのことである。このLINEMO(ラインモ)の特徴は、LINE通話・ビデオ通話・LINEトークのデータ通信量が一切かからないことだ。

また、毎月のデータ通信量を使い切って低速になっていても、LINEトークなどの速度は一切落ちずに通常通りの速度で利用できるのだ。そして、LINEMO(ラインモ)の料金プランは2つあり、3GBで月額990円(税込)と20GBで月額2728円(税込)がある。どちらの料金プランも、LINEトークなどLINEアプリで発生するデータ通信量はすべて使い放題となっている。

よって、LINEMO(ラインモ)を利用すれば、Wi-Fi接続できない場所であってもデータ通信量を気にすることなくLINEトークなどのLINEアプリを利用できる。また、20GBのデータ容量があれば1ヶ月あたりで考えると充分な容量だろう。そして、もしも20GBのデータ容量を使い切ってしまったとしても、最大1Mbpsの速度なので、動画の再生などもできるため不便さを感じることはないだろう。

※サムネイル画像(Image:guide.line.me)

オトナライフ編集部
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