Apple Watchをはじめとして、徐々に普及しているスマートウォッチ。デザインはスマートフォンの画面をそのまま小さくしたようなものが多い中で、ソニーが2022年1月28日に発売するスマートウォッチ「wena3 Frosted Black Edition Styled for Xperia WNW-SB22A/B」(wena3 Frosted Black Edition Styled for Xperia)は、マットブラックのクロノグラフのようなデザインだ。そこで今回は、ネット民の反応と共に商品について紹介していく。
艶のあるソニーロゴが文字盤に。ソニーらしいデザインが秀逸
1月13日に発表されたのは、ソニーのスマホ・Xperiaの意匠と共通したモデル。1,000本限定で、ソニーストアでは74,800 円で販売予定だ。スマートウォッチの平均的な価格帯は3万円から10万円まで幅広く、安いものだと1万円以下で手に入ることも。Apple Watch Series 7は48,800円から手に入ることを思うと、決して安いとはいえない。ネット上でも「わー、これほし・・・いや、7万!? と、ビビったがスマートウォッチとしては普通クラスなのだよな」、「『ソニーのスマートウォッチ』なんつったらとんでもなく高い値段をイメージしたんだけど、思ったよりお手頃価格で買ってしまうかもしれない」、「ソニーのスマートウォッチたっけえなぁ」など、意見が割れているようだ。
文字盤にはwenaシリーズ初となるソニーロゴが配され、「Sonyロゴ入ってるのはかっこよすぎ。」との声も。ソニーファンに贈る一本とも位置付けられているそうで、黒のマット加工の文字盤に艶のあるソニーロゴなど、どことなく「ソニーらしさ」を感じるデザインとなっている。
遠隔で写真撮影や音楽再生ができる新機能も
「いかにもスマートウォッチ」というデザインが好きになれずに敬遠していたユーザーにとっては、ビジネスの場で付けていても違和感のないデザインを好ましく思うかもしれない。だが中には、「こりゃ厳しいかなー。 スマートウォッチって、時計っぽくない時計が、良いのかなー。 買った感があるから…」との意見も見られ、吉と出るか凶と出るか、判断が難しいところだ。しかしXperiaユーザーからすれば、「お揃いデザイン」のスマートウォッチは「欲しい!」と感じるのではないだろうか。
近年のデジタルデバイスは、そのスペックだけでなくデザイン性も重視されることも少なくない。毎年発売されるiPhoneもその年のデザインに対して賛否の声が挙がることはよく知られている。また、2021年にもバルミューダがデザイン性を前面に押し出したスマホを送り出したことは記憶に新しい(世間からの評価は厳しいものがあるが…)。このXperiaとリンクしたスマートウォッチのデザインも、トータルコーディネートとしてバズる素養は備えていると言えそうだ。
MM総研の調査によれば、スマートウォッチの販売台数は年々増加しており、2020年度のスマートウォッチ国内販売台数は229.4万台(前年度比19.9%増)だった。2025年度には490万台に拡大する見込みで、メーカー別のシェアはアップルがトップ。
スマホ市場が飽和状態あるいは成長は大きく見込めない状況の中、ソニーはこれまでと異なる切り口のデザインでスマートウォッチ市場でのシェア拡大を狙っているのかもしれない。その売れ行きにも要注目だ。
出典元:スマートウォッチ wena 3 -Frosted Black Edition Styled for Xperia-【SONY】
※サムネイル画像は(Image:「SONY」リリースより引用)