NHK受信料不要のテレビがドンキを上回る解像度でSTAYERからも発売、「受信料を支払う必要がありません」とも明記

最近巷を賑わせているNHKの受信料問題。つい先日もテレビがあるのに正当な理由なく受信料を支払わない世帯からは割増金を徴収するという法改正に、多くのユーザーから不満が噴出している。そんな昨今の潮流に合わせてドンキが2021年に「AndroidTV 機能搭載チューナーレス スマートテレビ」を発売したが、2022年にはSTAYERが「4K対応 チューナーレス スマートテレビ」を発表し、ふたたび話題になっている。

ドンキ製品の倍の解像度!“受信料不要”の「STAYER 4K対応チューナーレステレビ」

今後注目度が上がりそうなチューナーレステレビ(画像は「STAYER」公式サイトより引用)

「チューナーレスのスマートテレビ」と言えば、ドンキが2021年12月に発売した「AndroidTV 機能搭載チューナーレス スマートテレビ」(24型、42型)が記憶に新しい。しかし2022年2月に今度はスマホ・オーディオの周辺機器ブランドであるSTAYERが「4K対応 43V型チューナーレス スマートテレビ」を発表し、さらなる注目を集めている状況だ。

ドンキとSTAYERの両社の製品の比較ポイントは「画面解像度」だ。先行して発売を果たしたドンキのスマートテレビが1,920×1,080ドットであるのに対して、STAYERの製品は3,840×2,160ドットと、実に4倍の解像度を有している。高画質4K対応モデルということで、動画配信サービスで映画作品などを見る際にもより鮮明な映像で楽しむことが可能だ。近年はおうち時間の増加によって動画配信サービスを利用者も増えており、そうしたユーザーからの注目度も高そうだ。

テレビとの付き合い方が大きく変わっている過渡期なのではないか

2月4日に公開されたSTAYERのプレスリリースを見ると、製品の主な特長を記している一文目に、「TV本体にチューナー(受信設備)を内蔵していないため、地上波の月々の受信料を支払う必要がありません」とある。

製品説明の冒頭からこんなことを書いているということは「NHKは見ないし受信料も支払いたくない」と思っているユーザーが多くいることの表れであり、そこにこの商品の需要があると見越したメーカーの期待も見てとれる。しかも、「特徴」ではなく「特長」としていることも興味深い。

総務省は「情報通信白書」の中で「テレビ視聴時間」のデータも公表している。それによれば平日1日あたりのテレビ視聴時間は、2000年以降緩やかな減少傾向にあり近年は150~160分を前後する結果となっている。また、特に10代・20代の減少が著しいことも特徴のひとつ。ひと昔前はクラスの大多数の生徒が同じテレビ番組を見て翌日はその話題で盛り上がり、家庭内のチャンネル権争いに敗れた子どもは輪に入れないといったことが珍しくなかった。だが今は様々なプラットフォームで動画が溢れ、見るだけでなく配信すらも誰でも手軽にできるようになっている。

スマホで場所も時間も問わず視聴できるとあって、わざわざ自宅で決まった時間に流れるテレビ番組に合わせて生活するというライフスタイルではなくなっている。まして、視聴しない番組の受信料を強制的に徴収されることに異を唱える人が多くなってきているのも時代の流れではないだろうか。

●4K対応 43V型チューナーレスAndroid TV(TM) 搭載テレビ 2022年5月より発売予定!【STAYER

※サムネイル画像は(Image:「STAYER」公式サイトより引用)

オトナライフ編集部
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