普段PC作業を行っているサラリーマンにとって欠かせない存在とも言える「マウス」。ワイヤレスタイプやサイドに割当てボタンのついた多機能タイプ、さらには進化したトラックボールまで、世の中にはさまざまな種類のマウスが存在する。そんなマウスを、普段マウス以外の製品を造っているメーカーが制作したらどんなものになるのだろうか。
今回は、いま注目を集めている「ヤマハ」がデザインしたマウスをご紹介していきたい。
ヤマハ発動機は得意のオートバイのデザインをマウス化
現在ネット上で話題となっているのが、楽器やオートバイ、自動車部品、スポーツ用品などのメーカーとして知られるヤマハ(ヤマハ発動機)が発表したマウスだ。ヤマハのInstagramアカウント・Yamaha Design Laboratory(@yamahadesignlab)は2月22日に共同プロジェクト「TwoYamahasOnePassion」によるヤマハとヤマハ発動機が設計したコンセプトデザインの最終形の発表を予告すると、25日にヤマハ発動機の、28日にはヤマハのデザインしたマウスの全貌を公開した。
投稿の解説によれば、ヤマハ発動機のマウスは全体のデザインは「オートバイのフレーム構造」を採用。さらにマウスに欠かせないイメージセンサ―はオートバイのエンジンをデザインモチーフにしている、と述べている。たしかに直線的でメカニカルな雰囲気のデザインはオートバイの頑丈さをイメージしているようにも見え、先頭部分につけられたヤマハ発動機のロゴはオートバイや自動車を連想させる。
楽器のヤマハは金管楽器モチーフ!
28日に公開されたヤマハのデザインは、直線的なヤマハ発動機のデザインとは大きく異なる、曲線的で優美なデザインだ。トランペットやホルンのような金管楽器を連想させる金色の管が、ぐるりと円を描くような構造となっている。また、要所要所にはバルブやレバーをイメージした意匠が施され、マウスの左右のボタンのデザインもピストンバルブがモチーフとなっている。さらにはヤマハ発動機のデザインでは見送られていたとみられるホイールも搭載。より実用的なマウスに近い機能を有していると言えそうだ。
ヤマハ・ヤマハ発動機らしいデザインのマウスの披露に、ネット上からも「カッコよすぎる」「管楽器風なデザインは流石ヤマハ!」「クリックやスクロールがどんな音や感触か気になる」といった反応が続出している。発売を待ち望む人も少なくないだろう。
しかしヤマハ発動機デザインを公開した際の投稿では、「This is a just concept design. No plan to sell.(これは単なるコンセプトデザインです。販売する予定はありません)」と述べられている。これに対してネット上からは「非売品との事ですが是非販売してほしい」「クラファンかけて下さいませ!」といった反応も続出している。
これらの秀逸なデザインのマウス、今後の展開はあり得るのだろうか。見惚れてしまったファンの一人としては、ヤマハの想定を上回る好意的な反応を見て当初の予定を覆して製品化してくれれば、とも思うがはたして…。
引用元:Yamaha Design Laboratoryは→こちら
引用元:Instagram(yamahadesignlab)