iPhoneで通話を録音したいと思っても、純正の電話アプリでは対応できない。これは、相手の同意なしに通話を録音するのが違法な国があるため、Appleの規約で通話の録音を禁止しているためだ。どうしても録音したいときは、アプリかガジェットを使う必要がある。
テレフォンピックアップとICレコーダーを使う
(Image:Amazon.co.jp)
テレフォンピックアップはAmazonなどで2000円弱で購入できるので、低コストで導入できるのがメリット。ただし、環境によってはキレイに録音できないこと、録音するために接続などの準備が必要なことがデメリットだ
テレフォンピックアップとは通話録音用のマイクで、ICレコーダーにつないで録音するというもの。耳に装着する部分の外側にマイクが着いており、耳に装着したままiPhoneを当てて通話すれば、iPhoneのスピーカーから聞こえる相手の声を録音する。
ICレコーダーを持っていれば2000円弱の出費で済むので、コストをかけたくない人にはお勧めの方法。ただし、アナログで音声を拾うので、環境によってはキレイに音を拾えないことがあるのが難点。また、機材のセッティングが必要になるので、着信時の録音にはあまり向いていないというのもデメリットだ。
Bluetoothレコーダーを利用する
(Image:item.rakuten.co.jp)
iPhoneとBluetoothで接続するレコーダー。通話ボタンを押せば、その時点から録音を開始する。ワイヤレスなので、iPhoneが手元になくても録音が可能なのが大きなメリット。若干コストはかかるが、使いやすさは群を抜いているのでお勧めだ
Bluetoothヘッドセットと同様に接続して、レコーダーで通話するだけで録音できるのが「Bluetoothレコーダー」。電話が着信したら、レコーダーの通話ボタンを押すだけで通話と録音を開始できる。ハンズフリーで通話と録音ができる手軽さが大きなメリット。Bluetoothレコーダーの背面にはクリップがあり、胸ポケットなどに指しておけるので、手元にiPhoneがなくてもすぐに利用できるのも大きなポテンシャルだ。若干コストはかかるが、使いやすいので、通話の録音が必須な人には特にお勧めしたい。
iPhoneで通話を録音するには、以前紹介したようなアプリを使う方法もあるが、今回紹介したガジェットを使えばキャリアなどの環境に関係なく、実行可能だ。どの方法も一長一短があるので、どのようなシーンで使うかを考え、最もコストに見合った方法を選択するのがベストだろう。