スマホでWi-Fiに接続しているとき、突然接続が切れたり、速度が遅くなるといった現象が発生することがある。このような現象の原因はいくつか考えられるが、スマホ側の問題であれば、スマホで特定の操作をしたり設定の見直しによって改善する場合がある。
機内モードに変更してネットワークの接続状態をリセットする
スマホがWi-Fiから突然切断されてしまった場合、4G/LTE通信に切り替わればとりあえずのところは問題ない。しかし、そのままWi-Fiに繋がらないと、通信量がかさんでいってしまう。
Wi-Fiの接続が不安定になる原因は、ルーターの問題、その場における電波状況の問題、スマホ自体の問題など、さまざまな要因が考えられる。問題を切り分けていくためにも、まずはスマホでトラブルシューティングを行い、問題が解決するか確認するのがお勧めだ。
まず試したいのが、機内モードのオン/オフ。何らかの原因でスマホの通信機能に問題が起きている場合に効果的な対処方法だ。機内モードをオンにし、10秒以上待ってからオフにしてみよう。機内モードから復帰するときに通信がすべて再接続されるので、これにより不具合が解消されることがある。
機内モードから復帰しても安定しないときは、設定を見直してみよう。iPhoneでチェックするのは「WiFiアシスト」という機能。これは、Wi-Fiの接続状況が悪いときに自動的にモバイルデータ通信に切り替える機能だ。この機能を有効にしていると、その場の環境によってはWi-Fiと4G/LTE通信を行ったり来たりして、Wi-Fi接続が不安定になることがある。
Androidでは、スリープ時のWi-Fi設定を見直す。この設定で「維持しない」を選択している場合、スリープ時にWi-Fiから切断するのだが、スリープから復帰するときにうまく接続できないことがある。バッテリーの減りが速くなるのが難点だが、Wi-Fiが不安定なときは試しておきたい方法だ。なお、Androidのバージョンによっては、この設定項目が削除されていることもある。
これらの対処を試して改善しない場合は、スマホをいったん再起動しよう。それでも改善しない場合は、スマホ以外の問題の可能性が高い。自宅のWi-Fiならルーターの再起動を試し、出先のWi-Fiなら別の場所で接続できるか試してみよう。