数日前に本稿でも発売前の情報をお届けしていたGoogle Pixel Watchだったが、今度は実機とみられる画像が新たにリークされた。こうして立て続けにリークされ、ますます世間の関心も高まっているのではないだろうか。
スマートウォッチ業界では、2015年に登場したアップルのApple Watchが圧倒的な存在感を放っている状態で、グーグルとしてはかなり後発のスタートとなる。いったいどのような製品でスマートウォッチファンたちを惹きつけてくれるのだろうか。
Google Pixel Watchの実機画像がリーク! 本体に加えてバンド部分の画像も!
ここのところ発売の可能性が取りざたされているGoogle Pixel Watch。このたびアメリカメディアのAndroid Centralが、新たなGoogle Pixel Watchの画像をリークした。画像に収められたデバイスはアメリカのレストランに置き忘れられていたものだというが、開発中の極秘デバイスを“うっかり”忘れるとはかなり防犯意識の低い人なのだろうか…? もしくはリークされるのを承知で置いていった、ということだろうか。
もちろん、そのレストラン名や場所などは明らかにされていない。うわさされる色のラインアップにあるように、本体は黒色で円盤、表面が少し盛り上がってサイドに竜頭があるのが確認できるので、一見、普通の腕時計のフェイスにも見える。バンドは青色でラバー素材とみられ、8つの穴が並んだカジュアルな仕様でApple Watchスポーツバンドに非常に似ているそうだ。Android Centralは、他にもカラーバリエーションがあるだろうと予想している。
ライバルのアップルに対し後れをとっているグーグルはどのように攻め入るのか
スマートウォッチと聞くと、どのような使い方が思いつくだろうか。スポーツやアウトドアの際に、ヘルスチェック、スマホを取り出さずに通話やラインの対応、音楽の操作などといったところだろうか。スマートウォッチと一言にいっても、それぞれの得意分野に特化したメーカーもある中で、グーグルの目標はやはりアップルの牙城を崩すことと考えるのは考えすぎだろうか。
アップルの収益の柱は、iPhoneやApple Watchなどのデバイスそのもの売り上げで、一方のグーグルはサービスを提供することで得る広告収入が大きい。グーグルにとってのデバイスは自社のサービスを普及させるツールという扱いが、アップルとは決定的な違いである。ということは、グーグルは市場を拡大し続けているスマートウォッチ分野で、自社サービスへの導線を確立することが重要となってくるだろう。Google Pixel Watchがその起爆剤になることはできるのだろうか。
今回のリークは特定の角度からの画像のみだったため、現状では充電用のコネクタが確認できておらず「Qi方式ワイヤレス充電」になる可能性が高いとみられている。またOSも未インストールだといい、正確な挙動などはこれから明らかとなっていくことだろう。はたしてグーグルはどのようなサービスを仕掛けてくるのか、実際の発表が待ち遠しい。
引用元:【Android Central】
※サムネイル画像(Image:Android Central)