スマートウォッチの普及率が判明、意外とみんな使っていない?

スマートフォンと連動してさまざまな機能が使える腕時計型のウェアラブル端末・スマートウォッチ。スマホへの着信やアプリの通知の確認、電子マネー決済、日々の健康管理など、日常生活で大活躍の製品だ。筆者は以前、「一度使い始めたら、スマートウォッチがない生活には戻れない!」という利用者の声を耳にしたこともある。

今回はそんなスマートウォッチに関するアンケート調査をご紹介。とても便利なスマートウォッチだが、利用者はそう多くはないようだ。利便性は高いのに利用率が低い理由とは?

便利な端末なのに利用者は1割!?

便利なのに利用率が低いスマートウォッチ(​「マイボイスコム株式会社」調べ)

マイボイスコム株式会社は2022年3月1日~5日、スマートウォッチに関するアンケート調査を実施した。集まったのは10代~70代の男女10,107人の回答だ。

まず、「スマートウォッチを利用していますか?」という質問項目から。「利用している」と答えたのはたったの9.9%だった。駅の改札でスマートウォッチを使っている人を見かけるなど、日常的に利用している人を見かける機会も増えてきたイメージもありもう少し利用者は多いと思っていたが、予想以上に少ない結果となった。

スマートウォッチの特徴として、心拍数や歩数、消費カロリー、睡眠などのデータが計測できる製品が多いことが挙げられる。日々の運動や健康管理で活用したい人にはもってこいの製品だろう。
だが逆に、そういったことがないとスマホで十分となってしまうのではないだろうか。「便利なのは知っているけど、絶対に必要というレベルではない」というのが、スマートウォッチの利用率が低い所以のようにも感じられる。

スマートウォッチを「利用したくない」理由は?

Apple Watch Series 7(GPSモデル)

画像は(Amazon.co.jp)より引用

 

今回の調査では、スマートウォッチを利用していない人々から、さまざまな「利用しない」理由が集まった。

まず、「老眼なので小さくて何も見えないと思うから」という声。小さくて軽いのは一見便利なように思えるが、小さいがゆえに「画面の文字が見えないのでは?」という懸念もあるようだ。ほかにも、「計測した数値が、専用の測定器と違っていて信用できない」という意見もあった。運動や健康管理での計測データは、それ専用の機器と比べるとスマートウォッチの信用度は劣る傾向にあるのかもしれない。

また、スマートウォッチのデメリットとしてよく耳にするのが「バッテリーの持ちが悪い」ということ。機種によって差があるが、フル充電しても1日程度しか持たないという声が多く寄せられている。毎日充電が必要なので、寝ている時間に充電をする人が多いそうだが、その場合睡眠中の脈拍を測定したいと思っても難しいようだ。バッテリーの持ちが悪いことに関しては、改善してほしいという意見が多く見られた。

今後、スマートウォッチの利用率はどう変化していくのだろうか。決して安くない製品のため、利便性と必要性の両方が高まらないとなかなか手が伸びないのでは。

出典元:スマートウォッチに関するアンケート調査【マイボイスコム

※サムネイル画像(Image:Amazonより引用)

オトナライフ編集部
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