街中でも着用者を見かける機会が増えるなど、着実に普及が進んでいるスマートウォッチ業界。そのようななか、中国のスマホメーカー・シャオミが2022年7月15日にスマートウォッチの新作「Xiaomi Smart Band 7」を発売する。最も大きな特徴はなんといっても価格。通常で6,990円(税込・以下同)、さらに14日までは、早割で500円引きの6,490円で購入できる。そのコスパの高さで、世間では早くも話題になっている。
価格はApple Watchのほぼ10分の1!?「Xiaomi Smart Band 7」とは?
Xiaomi Smart Band 7の価格は、通常価格でも6,990円。2022年7月時点でのスマートウォッチで定番の商品は「Apple Watch Series 7」だが、価格は58,800円~となっており文字通り「桁が違う」価格設定で“倍”どころか、ほとんど10倍と言ってもいいレベルにかけ離れている。
価格が10倍違うのなら、機能もずいぶん違うのでは?という声もあるかもしれない。たしかに、Xiaomi Smart Band 7は「電子決済機能やGPSがついていない」「デザインがビジネス向けとは言い難い」など、Apple Watchに比べると劣る部分も多い。しかし、基本的なヘルスケア機能と音楽操作や着信などの通知といったスマートフォンとの連動機能はついており「Apple Watchは高いけど、スマートウォッチを使ってみたい」という人には充分とも言えるエントリーモデルとなっている。
とくに、フィットネスへのトラッキング機能は110種類以上のスポーツに対応しているほか、心拍数、血中酸素濃度、睡眠の質のモニタリングが可能なので、健康管理目的でスマートウォッチを使ってみたい人には、満足度の高い商品となりそうだ。
発売前の早割期間中は500円引きの6,490円で購入できるということもあり、2022年7月11日時点で楽天市場の「スマートウォッチ本体ランキング」でも1位を獲得した。2位には旧モデルの「Mi スマートバンド 6」もランクインしているほどの注目ぶり。Mi スマートバンド 6も楽天市場の公式ショップで5,600円という驚きの高コスパだ。
今回のモデルチェンジで一番注目すべきなのは、ディスプレイの常時表示機能。先に発売したグローバル版を購入したユーザーからも「便利だ」と好評なようだ。また、睡眠時や外したときに自動でオフになるようにも設定できるため、バッテリーの省エネにもなるようだ。バッテリーといえば、Xiaomi Smart Band 7はバッテリーが180mAhと旧モデルの125mAhから大幅増量した。ディスプレイ常時表示の通常モードでも、バッテリー寿命は14日間もつとされる。充電が2週間に1度でよい、というのも大きな進化だといえる。
スマートウォッチ業界でも“コスパ最強”の中国メーカーが台頭する可能性がでてきた。Xiaomi Smart Band 7の登場により、業界の動向はどう変わるのか。今後の動きが楽しみだ。
●Xiaomi Smart Band 7【シャオミ】
※サムネイル画像は(Image:「Xiaomi」公式サイトより引用)