2021年の末ごろから相次いでリリースされるようになった、チューナーレスの「スマートテレビ」。テレビチューナーが搭載されていないため地上波やBS・CSのチャンネルを見ることはできないが、そのおかげで(?)「NHKの受信料を支払う義務がなくなる」として、昨今注目を集めている。
今回は、ゲオが送り出す新たなスマートテレビについてご紹介していきたい。
ゲオが50型のスマートテレビを発売
安価なテレビでネックとなる映像の綺麗さも申し分なさそうだ
ゲオの公式Twitterアカウント・ゲオ【GEO】(@GEO_official)は7月23日、Twitterを更新し「ASTEX 4KHDR対応チューナーレススマートテレビ」が発売中であることを伝えた。
このスマートテレビは4K HDR対応の高画質で、OSは「Android™ 11 for Android TV™」を搭載している。サイズは50V型と43V型があり、これまでドン・キホーテやエディオンの発売したスマートテレビは大きくても40型程度だったため、一回り大きなサイズと言えそうだ。また、「Netflix」や「Amazonプライム・ビデオ」、「YouTube」といった多数の動画配信サービスも視聴が可能。さらに、壁掛けにも対応しているため、部屋のレイアウトに合わせて適した設置方法を選択もできるだろう。
そして、最も大きなポイントは「チューナーレス」の部分だろう。テレビチューナーがないため、NHKの受信料の支払い義務がなくなるのだ。このことは、2021年12月にドン・キホーテがチューナーレステレビを発売した際に、報道各社の取材に対して「チューナーレステレビは受信設備とはみなされないため、受信料を支払う必要がない」と回答した、とされている。
NHK受信料の支払いは、近年たびたび話題となるなど世間の注目度も高く、チューナーレステレビの需要も高まる可能性を秘めている。
チューナー搭載テレビ、本当に必要?
そして、ゲオのスマートテレビは価格も目を引く部分と言えそうだ。50V型で38,280円(税込、以下略)、43V型では32,780円とどちらも3万円台。同型でチューナーを備えた一般的なテレビと比べると、価格も格段に安い。クラウドファンディングからスタートし、8月に一般発売が決定した、エディオンのスマートテレビと比較しても安価なのだ。コスパとしては、現状で“最強”といえるスマートテレビになるかもしれない。
もちろん、テレビを見る層はまだ多く、そうした人々から見れば「テレビが見られない」というのはデメリットだ、と感じることだろう。しかし最近では、民放キー局の番組を多数見られる「TVer」などのネットサービスも整備が進んでいる。
スマートテレビの普及に合わせて、一度「自分は本当に地上波が見られないと困る?」かを考えてみるのもおもしろいかもしれない。
引用元:4KHDR対応の高画質、Android搭載チューナーレス スマートテレビ【GEO Online】
引用元:4KHDR対応の高画質、Android搭載、チューナーレス スマートテレビ『ASTEX 4KHDRa TXーレスアテレビ』【ゲオ【GEO】(@GEO_official)】
※サムネイル画像は(Image:「GEO Online」公式サイトより引用)