有線/無線イヤホンが片耳しか聞こえない場合、まずイヤホンの故障を疑うことが多いでしょう。一方で充電切れやBluetoothの接続不良、端末側の設定の問題である場合があります。また有線イヤホンの場合は、痛みにくいケーブルのまとめ方を意識するだけで断線を防止可能です。
無線イヤホンと有線イヤホンの場合別に、対処方法をご紹介します。
無線(ワイヤレス)の場合 | イヤホンの充電状況を片耳ずつ再確認
無線(ワイヤレス)イヤホンの場合 、充電が切れていることが原因で「片耳しか聞こえない」可能性が高いです。
AirPods Proの場合、以下の手順で片耳ずつイヤホンの充電状況を確認可能です。
Bluetoothの再接続で問題が解決する場合もある
無線(ワイヤレス)イヤホンの場合 、Bluetoothの接続不良により聞こえない可能性があります。iPhoneとイヤホンのBluetooth接続をいったん解除し、イヤホンをリセットしてからBluetoothの再接続を試してみましょう。
有線の場合 | 接触不良や断線の可能性がある
有線イヤホンで片方しか聞こえないという場合、イヤホン自体に不具合があるか、接触不良の可能性が高いです。 イヤホンジャックに埃が詰まっていたり、挿し方が浅いと片方しか聞こえないこともあります。イヤホンジャックや差し込み口を柔らかい布などで拭き取り、イヤホンジャックを確実に奥まで差し込みましょう。
それでもイヤホンが片耳しか聞こえない場合、断線している可能性が高いです。
有線イヤホンの「絡まない&痛まない」まとめ方
有線イヤホンはケーブルのまとめ方を見直すと、断線しづらくなります。
この画像のようにぐちゃぐちゃの状態で通勤カバンの奥底などにしまわれていると断線の原因になりやすいです。
そこで便利なのが、下記で解説する「絡まない&痛まない」イヤホンのまとめ方です。以下の手順の通り、イヤホンをまとめてみてください。
このようにきれいにまとめて丁寧に使えば、断線しにくくコンパクトに持ち運びをすることができます。とはいえ、有線イヤホンの寿命は1~2年程度といわれています。 有線イヤホンのコードは細い銅線でできているため、折れ曲がったり絡まったりすると劣化し、接触不良や断線で音が聞こえなくなるためです。
そのため有線イヤホンからワイヤレスイヤホンへ切り替えたり、有線にこだわりがある方は「それほど長持ちするものではない」と割り切って使い、予備のイヤホンを用意しておいたりするというのも1つの手です。
まとめ | 有線・無線イヤホンに問題がない場合は端末側の設定も見直そう
有線/無線イヤホンで、片耳しか聞こえないときの原因と対処法を解説しました。今回紹介した対処法をすべて試しても片耳しか聞こえない場合、「他のデバイスでは問題なく聞こえるか」も試してみてください。
他のデバイスだと問題なく聞こえるイヤホンなのに片耳しか聞こえない場合、イヤホンではなく端末側の設定に問題がある場合が多いです。たとえば意図せずに左右のイヤホンの音量バランスの設定をいじってしまい、片方のイヤホンが聞こえないといったケースがあります。
また、iPhone側の音量設定がゼロになっており、音楽が再生されているはずなのにイヤホンから聞こえないといった場合もあります。他にも出力先がイヤホンではなく他の音響機器に設定されていて聞こえないということもあります。
イヤホンから音が聞こえなくても、即「イヤホンが壊れた!」と思い込まずに、イヤホン自体の設定だけでなく、端末側の設定も確認してみてくださいね。
※サムネイル画像(Image:Margirita_Puma / Shutterstock.com)