日本の伝統芸能である歌舞伎を演じる歌舞伎役者の中には、映画やドラマの俳優として活躍する人物も多数。そのような人気歌舞伎役者の中でも1・2を争うほど有名な方と言えば「市川海老蔵」だろう。そのような彼が2022年11月の『勧進帳』で十三代目市川團十郎白猿を襲名することが明らかに。おめでたい発表に合わせ、さまざまなコラボ商品を発売する予定だという。その中で注目の一つが、スマートフォンケース。なんと、京都西陣織の老舗と協力した商品だという。
伝統工芸の作り手とコラボ! 京都西陣織の老舗と制作したスマートフォンケースとは
今回、襲名記念品として販売するスマートフォンケースは、明治35年に創業した老舗「京都西陣 ふくおか」とのコラボ商品になるのだという。ブラックとグレーのモノトーンな配色と幾何学模様がシックでモダンな雰囲気を感じさせる。さらに、こちらの模様、ただのデザインではない。もちろん歌舞伎にちなんだものとなっており、市川家に縁のある三升紋を採用した形になるという。三升紋は市川團十郎一門の成田屋のシンボルマークであるため、市川家とかなり深い意味のある模様といえるだろう。
さらに、こちらのスマートフォンケース、環境に配慮した取り組みもされているという。市川團十郎(海老蔵)は現在、現代の暮らしに寄り添う“新しい伝統”の誕生を目指し、さまざまな伝統工芸士と協力しながら商品の開発に注力している。今回のスマートフォンケースも取り組みの一環で、ゴミとして廃棄予定であったペットボトルを再利用した再生繊維を使用したものであるのだ。
つまり、こちらのスマートフォンケースは元々ペットボトル。京都西陣織の老舗店の腕で、逸品に生まれ変わったといえるだろう。制作過程の動画などがコマースプラットフォーム「ENU」にて配信されているため、気になる人はぜひ、チェックしてみてはいかがだろうか。
スマートフォンケースのブランド名は「FUEKIRYUKO」!
スマートフォンケースは、西陣織工房とのコラボで新たに創設された「FUEKIRYUKO」というブランド名が冠される予定だ。ブランド名の由来は、江戸時代の俳人・松尾芭蕉の俳諧理念「不易流行」とのことだ。こちらの言葉の意味は、「変わらない本質の中に、新しい変化を重ねていく」とのことで、伝統文化の伝承を、現代にあわせた形で叶えたいという商品コンセプトにピッタリといえるだろう。
デザインもよく、伝統工芸や地球への想いにあふれたスマートフォンケースの予約は、2022年12月6日~2023年1月6日と予定されている。販売予定数に達した場合、予約受付も終了となるため、気になる読者はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。また、商品はENUの市川團十郎白猿ファンプラン「D-pocket」会員のみ購入が可能であるため、会員登録も忘れずに行いたい。商品の到着は、1月下旬になるとのことだ。
スマートフォンケースは、十三代目市川團十郎白猿の襲名記念の第2弾として販売される。第1弾では、無添加のレトルトカレー「海老蔵カレー」を販売。もちろん本人も企画から商品開発まで参加し、七大アレルゲンフリーのカレーを完成させたという。今後は、どのような記念品が発売されるのか今から楽しみだ。
出典元:「十三代目市川團十郎白猿」襲名記念スマートフォンケース【ENU】
※サムネイル画像は(Image:「株式会社ワントゥーテン」プレスリリースより引用)