2023年ついに、アップル初の「複合現実ヘッドセット」がお披露目となりそうだ。2017年以来、幾度となくうわさされてきた「Reality Pro」が、ついに2023年春に発表、秋に発売されるのではないかと、アップル製品予測で定評のある記者が発表した。今回はアップルが開発する「複合現実ヘッドセット」についてお伝えしよう。
アップルの複合現実ヘッドセット「Reality Pro」春に発表、秋に発売か?
アップルの内部事情に詳しい米「ブルームバーグ」の名物記者マーク・ガーマン氏によると、アップル製AR/VRヘッドセットがついに2023年春に発表、秋に発売されることになりそうだ。2023年1月8日の自身のニュースレターで明らかにしたもので、アップルは6月のWWDC(世界開発者会議)前にAR/VRヘッドセットを公開し、秋には出荷する予定だという。製品は「Reality Pro」との名称で、著名なソフトウェア開発者数名にすでに提供済で、専用のサードパーティ製アプリ開発が始動しているようだ。
今春の発表時点で、アップル純正アプリのほか大物アプリを紹介し、秋の発売時には多数のサードパーティ製アプリを揃えておくというロードマップからみると、妥当な計画だと見られている。
アップルが「今年注目の新製品」と位置付ける理由とは?
アップル情報専門のニュースサイト「9To5Mac」が1月3日伝えるところによると、アップルの複合現実ヘッドセットの特質すべき点は、ヘッドバンドにスピーカーが内蔵されていることだという。そのため、ペアリングされたH2チップの「AirPods」が必要となるようだ。
また、アップルの新製品情報に精通するミンチー・クオ氏は12月5日、自身のTwitter (@mingchikuo)で「アップルのAR/MR(複合現実)ヘッドセット開発は、機械部品の落下テストとソフトウェア関連の問題で遅れている」と指摘した。当初の予測の1月ではなく「春に独立したイベント、もしくはWWDCで発表される可能性が高い」という一連のツイートは、ガーマン氏の主張とほぼ一致し、幾度となく延期されてきた発売予測に終止符を打つことになりそうだ。
2021年に「今後10年以内の引退」をほのめかしたティム・クックCEOは、ARに強い思い入れがあることで知られている。アップル初の複合現実ヘッドセットの実現は同氏の有終の美を飾ることになるのだろうか、要注目だ。
引用元:【9To5Mac】
※サムネイル画像は(Image:「9To5Mac」より引用)