Apple MusicやSpotify、Amazon Music Unlimitedなど音楽サブスクサービスが普及したことで、音楽は場所を問わず楽しめる時代となった。そのお手軽さから日常的に音楽を聴くヘビーユーザーだけでなく、好きな時に音楽を楽しむライトユーザーまで幅広い層が親しむサービスだが、音楽に“こだわる”ユーザーにとってはただ再生するだけでは味気ない。
そこで、音質にこだわるユーザー層が愛用するのが「ヘッドフォン」だ。ワイヤレスイヤホンを着用する人が目立つなか、街には存在感のあるギアを頭に装着したり、バックパックに付けている人をする。アナログ的なギアにして、こだわり派を満足させるヘッドフォン。その現状について紹介する。
ヘッドフォン業界の人気メーカーはSONY！
Audio TechnicaやPanasonicなど日本発メーカーが支持を集める。（「Picky’s」調べ）
3月16日、おすすめ比較サイト・Picky’sを運営するrentryは、ヘッドフォンに関するアンケート調査結果を発表した。2023年3月19日の“ミュージックの日”に先駆けて実施されたインターネット調査には、ヘッドフォンを購入した、または購入を検討している220名が回答した。
アンケート項目「購入した、購入予定のヘッドフォンのメーカーを教えてください。」では、SONYが45.5％で1位となった。同社は音楽に奥ゆきを生むハイレゾ音質や乗り物の音や会話などの雑音を低減するノイズキャンセリング機能が、人気の理由と分析している。
2位は、東京都町田に本社がある音響機器メーカー・Audio Technicaだ。タウンユースのギアからスタジオエンジニアも愛用するプロフェッショナルモデルまで手掛ける技術力の高さは、ヘッドフォンユーザー界隈にも知られているようだ。
3位も同じく日本発メーカーのPanasonicがランクイン。抜群の知名度と積み重ねてきたメーカーとしての信頼性、音質やノイズキャンセリング機能・リモコン機能などたしかな機能性を誇るブランドに支持が集まった。
重視するのは「価格」と「音質」。
「購入、購入予定のヘッドフォンの料金を教えてください。」の問いでは「5,000円～1万円」がトップ （「Picky’s」調べ）
「ヘッドフォンを選ぶうえでのポイント」の問いについては、「価格」が1位、「音質」が僅差で2位という結果となった。価格重視の傾向は「購入、購入予定のヘッドフォンの料金を教えてください。」の設問にも表れており、「5,000円～1万円」がトップとなった。音質はもちろん大事ではあるが、価格面にシビアな感覚をもつユーザーが多いだけに、メーカーにとってニーズを満たす商品開発は容易ではなさそうだ。
トップ3のメーカーのほかにも独自のヘッドフォンを提供する実力社は多数ある。それぞれを比較しながら、この春の相棒となる見つけてみてはいかがだろうか。
出典元:【Picky’s】
※サムネイル画像（Image:xMarshall / Shutterstock.com）
