イギリスのデジタル機器メーカー「Nothing」が、新しいワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (2)」を発表した。公式オンラインストアでは、3月23日から先行販売を開始している。Nothingはかねてワイヤレスイヤホンの発売を予告していた。2020年に誕生した新進気鋭のブランドの新製品に注目だ。
「Ear(2)」はハイレゾ認証など、機能面が大幅に改良された
Nothingは、透明感のあるスケルトンデザインが印象的なプロダクトを多数生み出すメーカーだ。新しく発表された「Ear (2)」のデザインは、現行モデルとなる「Ear (1)」から細かな変化にとどまり大きな変更はない。その一方で、性能面では大幅に進化したものとなっている。
新しい「Ear (2)」はハイレゾオーディオ認証を受けており、これまでより臨場感溢れるサウンドが楽しめる。LHDC5.0コーデック技術を採用したことで音の細部を再現。また、カスタムドライバーも搭載し、低音から高音まで豊かな音響を実現したという。
そのほかにも、クリアボイステクノロジーで風切り音や人混みなどの雑音を防止したり、ユーザーの外耳道の形状にフィットするパーソナルアクティブノイズキャンセレーションで環境に応じたノイズ低減レベルをリアルタイムで自動調整したりと、より快適な体験ができそうだ。
日常の使い勝手としても、充電ケースのフル充電で最大36時間の音楽再生が可能であり、ケースも本体も日常生活での防水性能は十分だと言える。また、低遅延モードを搭載し、画面とサウンドのラグが気になるゲーマーにも配慮している。
オンライン販売はすでにスタート! 一般発売は30日から
ネット上には、一足早く体験したユーザーから「結論から言うと、めちゃよくなってます」「先行で試させていただいてますが、最近使ったもので1番テンション上がった」「AirPods Proから乗り換え決定」などという声が上がっており、評判は上々のようだ。
価格面を見ても、AirPods Pro(第2世代)が税込39,800円であるのに対して、Ear (2)の値段は税込22,800円と17,000円もの差がある。今回でEar(2)の機能面が大幅に改善されたことを思うと、仮に機能面でAirPodsが優っていたとしても、コスパではEar (2)がほかのワイヤレスイヤホンを超えるプロダクトとなっている可能性は高い。
3月23日からNothingの公式サイトで数量限定先行販売がスタート。「Kith」実店舗でも、同日から一足早く手に入れることができる。日本での一般発売は3月30日からで、それに先立ち3月28日から予約販売の受付を開始するという。金額というシビアな競争にも躊躇なく挑んでいるNothingが送り出す、新しいワイヤレスイヤホンに期待したい。
●Nothing公式サイトは→こちら
※サムネイル画像は(Image:「Nothing」公式サイトより引用)