スマホにスマートウォッチなど、先端技術の粋を結集したツールの登場により、現代人の持ち物は大幅に減少した。財布に定期券、鍵や通帳など……、大抵の物はひとつのツールに集約されるといっても過言ではない。それでもなお、アプリやツール機能では代替できない物は依然として残っている。では、デジタルネイティブでありとあらゆる便利アプリやツールに精通するZ世代は、どのような物を必需品として持ち歩いているのだろうか。令和の若者を通じて、現代の持ち物事情をのぞいてみたい。
Z世代のマストかジェットは充電ケーブルとイヤホン!
3月29日、Z世代をターゲットとしたブランディング・マーケティング支援事業を展開するbienoが、現代大学生を対象としたガジェット事情の調査結果を発表した。ここでいうガジェットとはスマホ関連機器・アイテムを指し、社会全体のデジタル化にともないスマホやパソコンが必需品になるなか、どのようなガジェットの需要が高まっているのか調査することを目的に掲げ、あわせて流行感度の高いZ世代が注目するガジェットを発掘する意味合いも本調査にはある。
「普段利用するスマホ関連のガジェットは?」の設問で同率第1位となったのは、充電ケーブルとイヤホン。充電ケーブルはスマホ必須時代となったいま、外出先で困らないよう持ち歩くのは納得である。ただ、イヤホンが充電と同等の扱いをされていることには少し驚いた。充電需要と同じくらいイヤホンの必要性が高まっている背景には、コロナ禍が関係しているようだ。コロナ禍でオンライン需要やミーティングが当たり前となり、必然的にイヤホンを使用するシーンが増えたことが理由のようだ。
ワイヤレスイヤホンが圧倒的人気! それでも有線を使うワケとは?
それでは、イヤホン人気の内訳はどのようなものだろうか。「普段利用しているイヤホン・ヘッドホンは?」の問いでは、ワイヤレスイヤホンが81.1%で大半の支持を集めた。コンパクトなケースに個性さまざまなデザインなど、ワイヤレスイヤホンがファッション性も高さも相まって人気なのはうなずける。
一方で、有線イヤホンを使う層も21.1%もおり、その理由としては「大切なミーティングや面接などで安心した接続環境を保てるから」といった、有線ならではの接続強度を支持する声が挙がられた。音楽を聴くシーンでは有線は音ズレが少なく、本格志向のユーザーにとっては代替不可の価値があるようだ。
また、アクセサリー代わりに首にかける用途もあるようで、方向性は違えど、ワイヤレスイヤホンも有線イヤホンも本質的価値とファッション性を兼ね備えていることがわかる。ビジネスパーソンにとってもオンラインミーティングなどイヤホン使用シーンが多いことから、Z世代以外の年齢層にも参考になる調査結果となった。
出典元:【株式会社bieno/PR TIMES】
※サムネイル画像(Image:Masarik / Shutterstock.com)