ダイソーの「ワイヤレス充電付マウスパッド」を購入してみた – これが意外に良くて満足!

ダイソーにマウスパッドを買いに行ったら、たまたま1,100円でワイヤレス充電機能付きのマウスパッドを発見! 通常ワイヤレス充電器単体でも2,000~3,000円程度はするので、筆者は思わず衝動買いしてしまいました。こんなに安くてもiPhoneの充電がちゃんとできるのでしょうか? そこで今回は、ダイソーの「ワイヤレスチャージャーマウスパッド」を実際に使ってみた感想を紹介します。

マウスパッドにワイヤレス充電機能が付いて1,100円は格安!

最近ダイソーでは、スマホ用ワイヤレスチャージャー(充電器)がたくさん売られています。価格は1,100円と100均としては超高額ですが、通常ワイヤレスチャージャーは2,000円〜3,000円はするので、かなりリーズナブルですよね。

今回、筆者はマウスパッドを購入しようと思ってダイソーに行ったのですが、たまたま、マウスパッドにワイヤレス充電機能を合体させた「ワイヤレスチャージャーマウスパッド」を発見しました。

価格は1,100円ほどですがワイヤレスチャージャー単体と同じ値段なので、「これ、実質マウスパッドがタダじゃん!」と、思わず衝動買いしてしまったというわけです。

こちらがダイソーのワイヤレスチャージャーマウスパッド。価格は1,100円ですが、ワイヤレス給電の国際標準規格Qi(チー)対応で最大出力は10Wとなっています(筆者撮影)

■ダイソー「ワイヤレスチャージャーマウスパッド」

【価格】1,100(税込)
【サイズ】22×30×0.5cm
【材質】本体:ポリウレタン/マイクロファイバーレザー
【ワイヤレス充電】Qi認証
【最大出力】10w
【最大入力】5V/3A・9V/2A・12V/1.5A
【付属】USBケーブル(長さ80cm)/取扱説明書

マウスパッドの上部がワイヤレス充電器になっています。付属品はUSBケーブル(長さ80cm)と取扱説明書のみで、ACアダプタは付属しない点は注意してください(筆者撮影)

こちらがQiに対応するワイヤレス充電器部分。背面にはスペックが表記されており、出力は最大10W、入力は5V/3A・9V/2A・12V/1.5Aとなっていました(筆者撮影)

このワイヤレスチャージャーマウスパッドは、ワイヤレス給電の国際標準規格Qi(チー)に対応しています。最大出力は10Wとなっていますので、スマホをワイヤレス充電するには十分でしょう。

また、この製品はUSBケーブルが付属しますが、ACアダプタは付属していません。ワイヤレス充電するには、5A/2A以上のACアダプターを別途用意する必要があります。

古いiPhoneのACアダプタでも充電はできますが、2.4A以上のQC3.0に対応している製品を使わないと充電速度が遅くなってしまうのでご注意ください。

とはいえ、AnkerやUGREENといったメーカー品を購入すると、ワイヤレスチャージャーマウスパッド本体よりもACアダプタのほうが高くなってしまうこともあります。

とりあえず、ほかのデバイスで使っているものを流用したり、ダイソーで売られている2.4A以上対応のACアダプタを使えば十分でしょう。

パッケージや取扱説明書にも表記されていますが、パソコンのUSBポートからでは給電できません。別途5A/2A以上に対応するACアダプタを用意する必要があります(筆者撮影)

マウスパッドはスマホスタンドとしても使える!

それではさっそくワイヤレスチャージャーマウスパッドを使ってみましょう。

まず、ワイヤレスチャージャーマウスパッド本体は、非常に高級感があります。ダイソーでは超高額商品になるだけに、作りは結構イイ感じでした。

ただし、マウスパッドのサイズは横22×縦30cmもあってかなり大きいので、事前に自分のパソコンデスクのスペースを確認したほうがいいでしょう。

筆者も最初に箱から取り出したときは「ずいぶん大きいな」と感じましたが、実は、ワイヤレス充電器部分の裏面にはフックが内蔵されており、スマホスタンドとして使えるようになっています。

背面にあるスタンド部分の真ん中を押すと、両側のフックがクルンと立ち上がる仕組みになっており、このスタンドを利用すると、実質的なマウスパッドサイズは縦が27cmくらいに短くなるのです。

ワイヤレス充電器部分を裏返すと、スタンドのフックが内蔵されています。真ん中を押すか、両端を跳ね上げるとスタンドがクルンと立ち上がります(筆者撮影)

背面のフックを立ち上げるとスマホスタンドになりますので、縦のサイズは30cmから27cm程度になり、多少はデスクスペースを節約できます(筆者撮影)

こちらが、スマホスタンドとして使用している状態です。マウスパッドとしてはかなり大きいのがわかると思います(筆者撮影)

気になるワイヤレス充電はちゃんと使えるの?

それではさっそく、スマホをワイヤレス充電してみましょう。

今回は2.4Aに対応した他社製ACアダプターを使用して、iPhone Xを充電してみました。USBテスターでは4.93V/1.10A(5.44W)でしたので、決して速くはありませんが、まずまずの性能だと思います。

今回の実験では70%の状態で30分間充電したところ81%まで充電できましたが、ACアダプタをQC3.0対応製品にして新しいiPhoneを使えば、さらに充電スピードが上がるかもしれません。

ちなみに、iPhoneを置く位置は意外とシビアで、エリアから少しズレると充電できなくなります。また、スタンドを立てた状態ではややiPhoneが浮いてしまい充電できないこともありました。

スタンドを使う場合は、スマホが浮いて充電のLEDが「赤(充電×)」になっていないか、たまに確認したほうがいいでしょう。

なお、iPhoneに薄めのスマホケースを付けた状態でもテストしましたが、問題なくワイヤレス充電できました。

まずはワイヤレスチャージャーマウスパッド本体に、付属のUSB(Type-C側)を接続し(上写真)、もう片方のUSB(Type-A側)をACアダプタに接続しましょう(筆者撮影)

こちらがワイヤレスチャージャーマウスパッドにiPhoneを置いて実際にワイヤレス充電している様子。なかなかスマートな感じですね(筆者撮影)

ワイヤレス充電されているかどうかはLEDでわかります。オンのときは「緑」、オフのときは「赤」になりますが、少しでもエリアを外れると充電できないのでご注意ください(筆者撮影)

こちらがUBSテスターで計測した結果です。4.93V/1.10A(5.44W)でしたので、決して速くはありませんが、まずまずの速度が出ています(筆者撮影)

まとめ|作りがよく満足の結果に

いかがでしょうか? ダイソーでは超高額商品となる1,100円のワイヤレスチャージャーマウスパッドですが、なかなか作りがよくて筆者は満足しています。

パソコンで作業しているとき、スマホをマウスパッドに置いておくだけで手軽にワイヤレス充電できますので、これは意外と便利だと感じました。

もし、ワイヤレス充電対応スマホを持っているなら、検討する価値があると思います。ただし、マウスパッド部分はけっこう大きいので、デスクのスペースを確保できるかどうか、事前に調べておいたほうがいいでしょう。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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